日々是好日

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沖縄戦「集団自決強制」問題のつづき

2007-10-10 16:35:19 | Weblog
33歳の主婦が「憤り消えない日本軍の強制」(多分新聞社でつけたのだろうが)のタイトルで朝日新聞の投書欄に次のような一文を寄せていた。



「集団自決が日本軍に強制されたことは沖縄では常識です。大勢の住民を手にかけた日本軍への憤りは今も沖縄の人たちの心から消えていません(強調は私)。沖縄戦で何が起きたのか正しく伝えるべきです」が主張したいことのようである。

沖縄では常識です、と云われたら、私は「ああ、そうですか」としか云いようがない。でも釈然としない。

この文章に一カ所米軍と言う言葉が出て来るが、それを見逃すと、上の強調部分のように、沖縄戦とは日本軍による沖縄の人の一方的な殺戮であったかのようなイメージが浮かび上がる。米軍は刺身のツマか。

この主婦は「(日本兵が、私の補筆)住民のかくれている壕の中に入ってきては食料を奪い、泣く子どもがいればその親に殺させる。そんな衝撃的な話を現場に居合わせた人たちから聞き、幼い頃は夜も眠れませんでした」とのことである。

「幼い頃」とは幼稚園児ぐらいの頃なのだろうか。となるとその話を聞かされたのはそれよりももっと幼かったのかもしれない。いずれにせよ、頑是無い幼児に沖縄の人たちは、幼児が怯えることを知ってか知らずか、『衝撃的な話』を聞かせていたことになる。それとも『衝撃的な話』を未来永劫沖縄の人の間で語り伝えさせるために、強制的に幼児の頭に刷り込むことにしているのだろうか。またこの主婦はご自分の子どもにも、怯えることを承知の上で『衝撃的な話』をされたのだろうか。それでは『常識』が作られるはずである。

そして「11万人集会」である。昔の日本軍で云うと5師団に相当する大群衆が「ヤンキー・ゴー・ホーム」を叫ぶのなら私もすんなりと分かるが、沖縄の常識だからと「日本軍に強制された集団自決」を教科書に復活させよというのだから、「アレレレ・・・」である。

もしかして、そこまでして倦まずたゆまず昔の日本軍への憤りを掻きたて、その憤りをひいては本土に向けるということの裏に、沖縄独立・琉球王朝復活という沖縄の人の悲願が隠されているのでは、と思ったりもする。奇矯だろうか。

以前のブログ、元軍国少年がみる沖縄戦「集団自決強制」問題の続きである。