数日前、来客(知人)があった。亡父の命日の月参りをして来られた帰りとの事である。解説すると、月参りとは、亡くなった方の命日に、毎月(年12回)墓参りをして、冥福を祈ることであるが、最近、あまり実行している人は少ない。草むしりをして、お花を献花して礼拝する。何でもない様だが、毎月となると、仕事もあり、大変であると思う。自分も、16年前に亡くなった母の命日に、親不孝のお詫びを兼ねて、月参りをしているが---。
墓守りをしている人の義務でもあるが、何年も続けていると言う、ご夫婦に、凄く感動した。最近、あらゆるところで、偽装問題・親殺し・子殺しその他、テレビを見る度、どうしようもない話のオンパレードに、うんざりしている毎日であったが、この様な爽やかな方も多いことを知り、安心した。欧米諸国では、社会の根っこに、キリスト教があり、日曜日には、教会へ礼拝に行く習わしがある。ところが、日本では、家族制度が崩壊し、家長が子や孫に教える場が無くなり、モラルの崩壊が、今日の社会の混乱を生んでいるように愚考する。
モラル・倫理観をもう一度、取り戻す必要が、焦眉の急と思う次第である。
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