昨日のテレビで、マンション不況を報じていた。具体的に言うと、首都圏では、208社が倒産、3年前は絶好調、現在は資材の高騰などで、30%の下落。売れ残りは、10.000戸との事。価格破壊から、価値破壊か?等。これでは、お客様からの、価格不信を招こう?そんな報道だった、と記憶している。不動産業だけでなく、ハイビトンなど高級品・ブランド品も、売れないらしい。あらゆる業界に、販売不振での悩みは深い。一刻も早い政府の対策が望まれる。
さて、私は、そのようなことよりも、「言語」から見る世界という記事が、産経新聞(8月23日・土曜日)の朝刊に載った、米ミューズ・アソシエイツ社長梅田望夫氏の論文に注意を喚起させられた。
産経新聞から、その要点を引用したい。彼は、「新潮」9月号に、発表された、水村美苗氏の「日本語が滅びる時--英語の世紀の中で」という論文を、紹介していた。水島氏は、英語が「普遍語」となってしまった現代から、未来について、述べている。「叡智を求める人々」による「書き言葉」は、全て「普遍語」たる英語に、なってしまう未来を想像し、警告するのである。
「知的に幼い日本語圏ネット空間」と比べ、知の圧倒的充実が進む、英語圏ネット空間の在りようは、私達日本人にとっての、厳しい現実である。
「<書き言葉>による人類の叡智の蓄積」は、英語圏ネット空間で、恐ろしいスピードで、進行している、という警告は、自己責任での倒産報道など、吹っ飛ぶぐらいの、重みがある。さらに、梅田社長は「言語という単位」で世界を眺める、思考実験を試みられると、良いのではと結んでいる。皆さんは、どのように考えられますか? 特に、日本を背負う若い方に、考えてもらいたい、ものである。
ここでのポイントはパブリックの意識と、実名文化であると思います。
インターネットを元にしたパブッリクで知識を共有しようという意識の強さ、実名を出す事による責任感の表れです。
日本語の場合、特有の著名文化によって無責任な書き込みや、インターネット上をパブッリクではなく、実世界とはまた別な世界と捉えている人も少ないと思います。
また、英語を勉強していていつも感動するのが、世界共通語という認識です。
今思い浮かぶだけでも、中国人、韓国人、台湾人、フィリピン人、アラビア人、メキシコ人、ドイツ人、イラン人、、、、等数え切れない人種の人と英語を通じて友達になりました。
こういった世界的に使われる言語であり、パブリックな意識が英語圏ネット空間の質の向上に繋がっていると思います。