今日、午後6.30分から9時まで福島市・テルサにて、標記博士の講演があった。「放射能低線量被曝について考える」と言う題だが、先生はチェルノブイリ事故による、スエーデンで、がんの影響を調査研究を、されて居る方である。通訳は今中哲二・京大原子炉実験所の教授である。トンデル博士はチェルノブイリ事故で、最も近い位置にあるスエーデンで、放射能の影響を調べた。チェルの原子炉はソ連型で、作業員達が間違いを起こし爆発した。水は蒸発、黒鉛が燃えて火事を出した。そして大量の放射能が舞上がり、風と共に流れた。事故後、30キロ圏内の人々は避難した。フクシマの4-10倍の人が被曝した。セシウムが風に乗って、ヨーロッパの広い面積を汚染した。そして、4年後に0歳から14歳までの甲状腺がんが増えた。人口密度が高い地域は、がんは多いが、放射能だけで無く生活習慣やタバコの影響も考えられる。従って低線量被曝の調査は難しい。結論として、「放射能の低線量被曝の影響は見られない」と言うのが結論のようである。心配しないで毎日の仕事に励むべきか? 心配しても逃げ出すことなどできないのだから?
逆に、低線量放射能はがんに聞くと言う噂話も在る。秋田県の玉川温泉で、多くに人が治療に行くとの話も聞いていて、人体の神秘さを知る。
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