今月２１日の産経新聞のトップページ「物来順応」と言う欄に、前警視総監米村敏朗氏が次のことを書いていた。心温まる記事なので転載したい。投稿者の方が車を運転中に赤信号で止まっていると、目の前の横断歩道を一人のお年寄りがゆっくりと歩いており、このままでは信号が変わってしまうと気をもんでいた。すると、前にいた白バイの警察官が降りてそのお年寄りの前に行き、そっと背負って横断歩道を渡り、そこで下ろすと再び白バイに戻り、何事もなく走り出した。すでに信号は変わっていたが、どの車もクラクション一つ鳴らすこともなく待っていた。何ともすがすがしい気持ちになったという記事であった。毎日心の暗くなる話が多い中で、一幅の清涼剤であった。まだまだ日本人は素晴らしい民族であると思う。