当社には、優秀な一人（他の社員も、全員優秀であるが）の社員さんがいる。彼女は正社員ではないが、菩提寺の奉仕活動の合間に、出勤してくれている。元生保の営業マンだっただけあって、人をそらさない面だけでなく、人格的に優れた人でもある。先日、彼女と顧客のところへ同行した際、車の中で、聞いた話がある。とても為になる話なので、ここに紹介したい。それは、彼女が奉仕するお寺の方丈さんの訓話だが、玄関とトイレは、常に綺麗にしておくこと、トイレの蓋は使用後には、その都度閉める事だそうである。トイレの蓋をあけ放しにしておくと、トイレの神が、怒ってご主人の身体（下半身の病気）への災いや、男女の色恋沙汰など、起こしやすいとか。他にも、玄関（入口）は、常に綺麗にしておくと、福の神が入りやすいという話である。私も本当にそうだと思う。これを聞いて、自分では、気がつかない面を教えられた。武者小路実篤の「われ以外、全て師なり」という言葉を思い出し、反省することしきりの日であった。