「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「矢車草 ?」

2006-05-22 00:32:19 | 和歌

 矢車草のあの透けるようなブルーは、印象的で忘れ難いが、ピンクのこの花もやはり矢車草であろうか? 花の姿も草丈も、うろ覚えではあるが矢車草そのものの様だ。

 この矢車草は、さるお宅の玄関先に通じる遊歩道の脇に咲いていた。雑草交じりの花壇はどちらかと言えば、野に咲く自然の雰囲気が醸し出されていて、心を和ませてくれた。手を掛けずに放置して、自然の環境を意図的に作り出しているとしたら、すみ人の心憎い演出に脱帽である。






             野に咲けるナガミヒナゲシ従えて 
 
             矢車草はピンクに咲くかも  




 晴れ上がった空の色を凝縮したかのような、矢車草のブルーの花は、こじんまりとした花壇ではなく、自然のノビノビとした環境に咲くのが美しい。ピンクのこの矢車草は、狭いながらも自然の雰囲気が醸し出された遊歩道の脇に、ぴったりと納まって、誇らしげに咲いていた。






             ブルーからピンクに色替え? それもよし

             矢車草の 乙女に出合いぬ



             野に咲くも花壇に咲くもそれぞれに
  
             花は己を誇り咲くかな