「同性愛者間の性交渉は合法」とするデリーの高等裁判所の判決から一年。数日前にこれを記念する集会を撮影してきた。
正直言って、たった一年前までインドで同性愛行為が違法だとは知らなかったので少し驚く。起訴されることは少ないものの、イギリスによる植民地時代の1861年に制定されたこの法律によって同性愛者が警官によって嫌がらせや脅迫を受けることは日常茶飯事だったらしい。
近年急速な経済的発展と文化的自由化が進むインドだが、性や結婚の問題についてはまだまだ保守的だ。新聞でhonor killing(家族の名誉を汚したとして当事者を殺す)や婚前交渉を原因とした訴訟の記事を見かけるのも珍しくない。
「まだまだ戦いは続いています。これからの問題はいかに社会の偏見を変えていくかです。インド人として、人間として、誇りを持って生きていくために!」
ステージにあがった女性がマイクに向かって叫ぶと、参加者たちは拍手と足踏みでそれに答えた。
(7月9日発売の「週刊金曜日」にこのテーマの写真記事掲載されました)
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http://www.kunitakahashi.com/blog/2010/07/12/one-year-anniversary-of-gay-rights/
正直言って、たった一年前までインドで同性愛行為が違法だとは知らなかったので少し驚く。起訴されることは少ないものの、イギリスによる植民地時代の1861年に制定されたこの法律によって同性愛者が警官によって嫌がらせや脅迫を受けることは日常茶飯事だったらしい。
近年急速な経済的発展と文化的自由化が進むインドだが、性や結婚の問題についてはまだまだ保守的だ。新聞でhonor killing(家族の名誉を汚したとして当事者を殺す)や婚前交渉を原因とした訴訟の記事を見かけるのも珍しくない。
「まだまだ戦いは続いています。これからの問題はいかに社会の偏見を変えていくかです。インド人として、人間として、誇りを持って生きていくために!」
ステージにあがった女性がマイクに向かって叫ぶと、参加者たちは拍手と足踏みでそれに答えた。
(7月9日発売の「週刊金曜日」にこのテーマの写真記事掲載されました)
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