6月に始めた米兵取材のプロジェクトの一環で、今日またイラクに入国した。
今回は米軍とのミス・コミュニケーションで当初予定していた従軍期間が短くなってしまったので、カメラマンの僕としては苦戦をしいられそうだ。
来月あたまに新聞及びインターネットで掲載予定のシリーズ第一話目のためのビデオ編集は出発前に済ませてきたが、第二話目がすぐその翌週に掲載予定なので、今回は従軍取材中に写真、ビデオの撮影のみならず、その編集と電送もすべておこなわなくてはならない。
写真と違ってファイルの重い動画を、衛星電話を使って電送するのは非常に時間がかかるので、なるべく短く編集しなくてはならないし、カメラマンにとっては撮影以外に余計な作業にとられる時間がずっと増えてしまう。こういう仕事形態は今回が初めてなので、ちょっと心配だ。
特にイラクでの従軍はもともと生活環境自体が苛酷なうえに、大人数の兵士たちとすし詰めの同居なので落ち着いて編集作業のできるようなプライベートな場所もない。このインターネットビデオのために増えた労働のおかげで、ただでさえ少ない睡眠時間がまた減るんだろうなあ。。。
やはりまだビデオ撮影にはなじめない、固い頭のカメラマンはまたまた愚痴をこぼすのであった。
今回は米軍とのミス・コミュニケーションで当初予定していた従軍期間が短くなってしまったので、カメラマンの僕としては苦戦をしいられそうだ。
来月あたまに新聞及びインターネットで掲載予定のシリーズ第一話目のためのビデオ編集は出発前に済ませてきたが、第二話目がすぐその翌週に掲載予定なので、今回は従軍取材中に写真、ビデオの撮影のみならず、その編集と電送もすべておこなわなくてはならない。
写真と違ってファイルの重い動画を、衛星電話を使って電送するのは非常に時間がかかるので、なるべく短く編集しなくてはならないし、カメラマンにとっては撮影以外に余計な作業にとられる時間がずっと増えてしまう。こういう仕事形態は今回が初めてなので、ちょっと心配だ。
特にイラクでの従軍はもともと生活環境自体が苛酷なうえに、大人数の兵士たちとすし詰めの同居なので落ち着いて編集作業のできるようなプライベートな場所もない。このインターネットビデオのために増えた労働のおかげで、ただでさえ少ない睡眠時間がまた減るんだろうなあ。。。
やはりまだビデオ撮影にはなじめない、固い頭のカメラマンはまたまた愚痴をこぼすのであった。
早速着いちゃってますね。
いろいろ大変ですが、とにかくお体に気をつけてください。
それから、ビデオの件ですが。
個人的にはとても愉しみにしています。
しかし、自分がやるとなるとかなりめんどい。
暑いでしょうし、もうやってられないというかんじで。
その上そのデータを送るとなるとちょっとドキドキですよね。
しかし、考えてみるとチャンスでもあるような気がします。
写真と映像というか動画というか。
この違いがはっきりわかるし、双方の利点と欠点も浮かび上がる気がします。
邦さんの写真と映像には、特にくっきりでそうな気もします。
ぜひ、参考にしたいです。
それから、佐藤正久さんのことは養老孟司さんもかなり誉めていました。
彼の指揮ならば、大丈夫ではないかと佐藤さんとの対談後に語っていたのが印象的でした。私もぜひ本を読んでみたいと思います。
いろんな制約があると思いますが、そこから撮る写真もまた興味があります。グチをこぼしながらも、ぜひ納得のいくものを。
あと。
現場というのは、大変だけれど「息吹」がありますね。
大変なのに、生命力が跳ね上がる。あの感じが私は好きです。
始めまして。小生、映像系のNEWSカメラマンです。
毎回ブログを楽しみに拝見しております。EMBEDということですが、インディアン.ヘッドでのEMBEDなのでしょうか?十分に気をつけてください。
ムービーは、視聴者に対し時間の共有はできるものの、記憶の中に留まるのは未だ、写真に適わないものがあり、うらやましく感じております。
撮影方法についてはドキュメンタリーの場合では、全く異なっていると考えています。被写体との距離(間合いとも言うべきでしょうか)はズームを多用できるので、FFが基本です。対象者に何か起きれば、対象者の周辺の状況(WIDE)→対象者の気持ちと考え(ZOOM)→表情(UP)などを総て表現するために、カットせず回しっぱなしで押さえる傾向があります。ムービーはSTILLより流れが重要になっています。このようなことで、パン、チルト、ドリーなどを多用するムービーから静止画へのキャプチャーで問題が生じることが多々ありました。
高橋さんの言われるとおり編集も、1カット5秒程度でつなげたり、総尺が短かったりと、精神的な消化不良を起こすこともしばしばです。また、編集のために取材時間が確保出来ないこともあります。ムービーの我々から見ると、高橋さんのような報道写真家の皆様には、とてもうらやましく感じ、1カットで総て表現する、力強さや、迫力が、ムービーには適わないという恐れもあるのです。
愚痴っぽくなって申し訳ありません。高橋さんがムービーに取り組んだということで、どうしても応援したい気持ちがあり、このような文面になりました。どうか頑張って取材を続けてください。
敬具
「ああ・・知ってるよ。最近はそういう画像が多いねえ。途中でパッと止めるヤツ。いや~しかし、うまい人は本当に素晴らしい構図でしとめているよ。実に参考になる!面白い!
映像専門でない、カメラマンだからこそ、捕らえられる瞬間があると思うんだ。自信を持って挑戦していいと思うよ。絶対、根底では実力として身につくから。」
だそうです。イケイケの意見でした。
ビデオを撮ることはもう仕事上避けられないけれど、僕はあくまで写真家なので、ビデオだけを撮るわけにもいかない。。。僕を含め多くのカメラマンたちはこういう点で葛藤を強いられていると思います。