石油プロジェクトが掲載された日曜版を手にとった。
大方きちんと仕上がっていたが、やはり表紙の写真には不満が残る。これはもうわかっていたことなので仕方がないが、こんな事情があった。
表紙写真の選択については、僕らフォトグラファーと管理職編集者達とのあいだで意見の別れることが多い。フォトグラファーは当然自分たちのベストの写真を表紙に選ぶが、上司たちは「分かりやすい」写真を使いたがる。これが一致している時は問題ないのだが、そうはいかないときのほうが多い。今回もその例に漏れず、表紙写真の選択ではかなり揉めた。結局管理職に決定の権限がある訳で、僕としては不本意な写真の選択をされてしまったというわけだ。
まあ、前回のリベリア特集のときのようにページ数の大幅削減があったわけでもないし、印刷もきれいにでているので、これでよしとすべきか。。。自分自身ですべてをこなして出版しない限り、100パーセント自分が満足できるものはできないのだから。
ウェブサイトのほうでは紙面では使われなかった写真もすべて掲載されています。
http://www.chicagotribune.com/oil
大方きちんと仕上がっていたが、やはり表紙の写真には不満が残る。これはもうわかっていたことなので仕方がないが、こんな事情があった。
表紙写真の選択については、僕らフォトグラファーと管理職編集者達とのあいだで意見の別れることが多い。フォトグラファーは当然自分たちのベストの写真を表紙に選ぶが、上司たちは「分かりやすい」写真を使いたがる。これが一致している時は問題ないのだが、そうはいかないときのほうが多い。今回もその例に漏れず、表紙写真の選択ではかなり揉めた。結局管理職に決定の権限がある訳で、僕としては不本意な写真の選択をされてしまったというわけだ。
まあ、前回のリベリア特集のときのようにページ数の大幅削減があったわけでもないし、印刷もきれいにでているので、これでよしとすべきか。。。自分自身ですべてをこなして出版しない限り、100パーセント自分が満足できるものはできないのだから。
ウェブサイトのほうでは紙面では使われなかった写真もすべて掲載されています。
http://www.chicagotribune.com/oil
先日、料理を撮影していたときクライアントから一言。
「こんなモノ、テキトーでいいからパッパッと撮っちゃって」
撮影の環境としては店の裏の倉庫で狭く、なんとかうまく光がまわるようにライティングを考えてたら、それが遅いから早く撮れと言ってきたのです。
それにしても「テキトーでいいから…」というのは、さすがにカチンときて、
「だったら、ぼくじゃなくてアナタが撮れば良いでしょ。わざわざテキトーで良いならフォトグラファー呼ばないでください。誰が撮ったって一緒でしょ」
と帰ってしまいました(大人気ない…)
商品撮影と違って報道写真の場合、撮りなおしなど絶対にできないモノだからこそ余計にフォトグラファーは自分がベストと思ったものに特別な思い入れや感情がありますよね。
採算のとれない写真集をつくるカメラマンが多いのも、そこに理由があるのだと思いました。