先月の摂氏マイナス20度という極寒気候に比べると、ここのところまあ過ごしやすくなってきたなあと思っていたのだが(それでもいまだに摂氏0度前後)、なんだかまた窓の外は強風とともに吹雪のようになってきた。。。やれやれ。
極寒地では、ブログですでに何度も文句をたれているように身体が凍える辛さは当然のこととして、仕事上でもカメラの扱いなどでいろいろと問題がでてくる。
寒くなるほどバッテリーのもちが悪くなる。まあこれは、予備のバッテリーを懐にいれて暖めておくなどいくらでも対処法があるのだが、曲者なのは室内と外の気温差だ。
屋外の撮影で冷え切ったカメラを急に暖かい室内に持っていくと、とたんにレンズが曇ってしまいえらいことになってしまう。眼鏡をかけている人が、温かいラーメンを食べるときに、湯気で眼鏡が曇ってしまい何も見えなくなるのと同じ原理だ。
昨日もある人物を撮っていて、寒空の下で1時間ほど撮ったあとに一緒にバスに乗ったらレンズが一気に曇ってしまい、車内での撮影ができなくなった。これはまだ広角レンズだったから10分もしないうちになんとか元に戻ったが、レンズの口径が大きく、組み込まれている枚数も多い望遠だったらもうお手上げだ。自然に曇りが消えるまでに30分以上かかることもある。
シカゴに移ってからもうスポーツの撮影はしなくなったけれど、ボストン・ヘラルド在籍時に毎年のように撮っていた冬の水泳競技などはこの点最悪だった。室内プールはやたら室温が高いうえに、当然のことながら異常に湿気が高い。こんな熱帯雨林のような場所にいきなり冷え切ったカメラを持ち込もうものなら、もうカメラマンとしては自滅行為。競技が終わるまでレンズは使い物にならなくなる。だから水泳の撮影が入ったときは、現場に着くまでの間に車のヒーターでゆっくりと、そして十分機材を暖めておく必要があった。
こんな理由で、普段は仕事の合間などカメラ機材を車のトランクにいれっぱなしにしている僕も、この時期だけはまめにオフィスに持ち運んでいる。重い機材を一日何度も担いで階段を上っていくのは面倒だけれど、撮影で泣きをみないためにもこればかりは仕方がないのだ。
冬というのは、夏型人間である僕の個人的嗜好を差し置いても、カメラマンにとっては頭の痛い季節、というわけなのだ。
極寒地では、ブログですでに何度も文句をたれているように身体が凍える辛さは当然のこととして、仕事上でもカメラの扱いなどでいろいろと問題がでてくる。
寒くなるほどバッテリーのもちが悪くなる。まあこれは、予備のバッテリーを懐にいれて暖めておくなどいくらでも対処法があるのだが、曲者なのは室内と外の気温差だ。
屋外の撮影で冷え切ったカメラを急に暖かい室内に持っていくと、とたんにレンズが曇ってしまいえらいことになってしまう。眼鏡をかけている人が、温かいラーメンを食べるときに、湯気で眼鏡が曇ってしまい何も見えなくなるのと同じ原理だ。
昨日もある人物を撮っていて、寒空の下で1時間ほど撮ったあとに一緒にバスに乗ったらレンズが一気に曇ってしまい、車内での撮影ができなくなった。これはまだ広角レンズだったから10分もしないうちになんとか元に戻ったが、レンズの口径が大きく、組み込まれている枚数も多い望遠だったらもうお手上げだ。自然に曇りが消えるまでに30分以上かかることもある。
シカゴに移ってからもうスポーツの撮影はしなくなったけれど、ボストン・ヘラルド在籍時に毎年のように撮っていた冬の水泳競技などはこの点最悪だった。室内プールはやたら室温が高いうえに、当然のことながら異常に湿気が高い。こんな熱帯雨林のような場所にいきなり冷え切ったカメラを持ち込もうものなら、もうカメラマンとしては自滅行為。競技が終わるまでレンズは使い物にならなくなる。だから水泳の撮影が入ったときは、現場に着くまでの間に車のヒーターでゆっくりと、そして十分機材を暖めておく必要があった。
こんな理由で、普段は仕事の合間などカメラ機材を車のトランクにいれっぱなしにしている僕も、この時期だけはまめにオフィスに持ち運んでいる。重い機材を一日何度も担いで階段を上っていくのは面倒だけれど、撮影で泣きをみないためにもこればかりは仕方がないのだ。
冬というのは、夏型人間である僕の個人的嗜好を差し置いても、カメラマンにとっては頭の痛い季節、というわけなのだ。
予備のバッテリーを懐にいれて暖めておく
というところで、寒空の下小鳥や子猫を胸にかかえているような仕草の高橋さんを想像して、なんかほほえましい感じで笑ってしまいました。炎天下の国での取材でももかわいがってあげてくださいね!(笑)