トルコで行われたツアー・オブ・ターキー最終ステージ。
ラスト800mでラインが閉まったテオ・ボスが、リーダー・ジャージのダリル・インピーの肩をつかんで引き倒し、双方とも落車。インピーは大怪我(第三腰椎椎間板粉砕骨折、頸部微小骨折、顔面外傷[歯を数本折る、唇を深く切る])だったが、バルロワールドのチームメイトに付き添われネックカラー装着でゴール入線。総合優勝は守ったが、もちろん表彰式には出席できるはずもなく、病院に運ばれた。
Theo Bos in the Tour of Turkey
6分版。問題のシーンは3:40あたりから。ゴール直前でも集団落車。この日は殺気立ってたのか。。。
Presidential Cycling Tour of Turkey 2009 Stage 8 Final Kilometers
ボスは、行き場がなくああするしかなかった、とラボバンクの公式サイトで語っている。
コミッセールはビデオ検証したが、テオ・ボスへの処罰はなし。しかし、自転車ファンの掲示板などでは「危ない! これは出場停止ものだろ」と、騒ぎになっている。
そこでマキュアン“頭突き王”会長の登場です。
「こりゃ『フェアプレー賞』もんだな(←反語)。どうしちゃったんだい」と自身のtwitterで、ビデオと共に取り上げている。
+++
これまで、テオ様の危険プレーを見たことがなかったので驚いた。たぶん、悪意はないんじゃないかと思う。ただ、集団スプリントの経験不足により、閉められてパニックに陥ったのではないかと…。カヴが言ってたことを思い出した。「トラック短距離の少人数のスプリントと、ロードの200人相手の集団スプリントは別物」と。
課題は山岳だけじゃなさそうだわ。200km近く走ってきて、頭を冷静に保つということも…。
Daily Peloton: 45th Presidential Tour of Turkey - Stage 8 - Just In
VeloNews: Impey wins Turkish tour despite hard crash
HLN Wielrennen: Bos trekt eindwinnaar onderuit in Turkije
ラスト800mでラインが閉まったテオ・ボスが、リーダー・ジャージのダリル・インピーの肩をつかんで引き倒し、双方とも落車。インピーは大怪我(第三腰椎椎間板粉砕骨折、頸部微小骨折、顔面外傷[歯を数本折る、唇を深く切る])だったが、バルロワールドのチームメイトに付き添われネックカラー装着でゴール入線。総合優勝は守ったが、もちろん表彰式には出席できるはずもなく、病院に運ばれた。
Theo Bos in the Tour of Turkey
6分版。問題のシーンは3:40あたりから。ゴール直前でも集団落車。この日は殺気立ってたのか。。。
Presidential Cycling Tour of Turkey 2009 Stage 8 Final Kilometers
ボスは、行き場がなくああするしかなかった、とラボバンクの公式サイトで語っている。
コミッセールはビデオ検証したが、テオ・ボスへの処罰はなし。しかし、自転車ファンの掲示板などでは「危ない! これは出場停止ものだろ」と、騒ぎになっている。
そこでマキュアン“頭突き王”会長の登場です。
「こりゃ『フェアプレー賞』もんだな(←反語)。どうしちゃったんだい」と自身のtwitterで、ビデオと共に取り上げている。
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これまで、テオ様の危険プレーを見たことがなかったので驚いた。たぶん、悪意はないんじゃないかと思う。ただ、集団スプリントの経験不足により、閉められてパニックに陥ったのではないかと…。カヴが言ってたことを思い出した。「トラック短距離の少人数のスプリントと、ロードの200人相手の集団スプリントは別物」と。
課題は山岳だけじゃなさそうだわ。200km近く走ってきて、頭を冷静に保つということも…。
Daily Peloton: 45th Presidential Tour of Turkey - Stage 8 - Just In
VeloNews: Impey wins Turkish tour despite hard crash
HLN Wielrennen: Bos trekt eindwinnaar onderuit in Turkije
こんなことになってたなんて・・・
掲示板、いたるところで罵られていて、ショックです。
本人、めげずに頑張ることを祈ってます。
押し方が前代未聞ですものね(相撲の上手投げ状態)。
相手も大怪我を負っているし、サスペンションを受け入れて出直すのがいいでしょうね。
ボス自体が突っ込みすぎたのと閉められてる相乗効果で起きたんでしょうね。多分、ボスの前にいた選手の後輪とかフレームと前輪が交錯し始めるは、フェンスがよって来るわで、パニッくったんだろうと。で、フェンスに当たりだしたんで、とっさに横のジャージをつかんで体をささえようとしたけど、引っ張りすぎて共倒れに見えますし、審判もそっちをとったんでしょう(^^;)。
まあ、あの位置でも前に行こうとする勇気はさすがですが、今後の反省材料にしてもらって、閉められたら、少し引いてみる勇気を出してもらいたいですね。
お久しぶりです~。
解説、ありがとうございます。
トム・ステールスの発言とも相俟って、とても分かりやすいです。
>閉められたら、少し引いてみる勇気
なるほど。
それができなかったのが、まだ経験不足ということなのでしょうかね。
で、閉められて腹が立ったら、ボトルをポコ~ンと…(違)←ステールス
60km/h~70km/hの集団スプリントで瞬時にいろいろ判断・決断しなくてはならないスプリンターの技はやはり物凄いですね。
じっくり何回も映像を眺めた結果です(苦笑)。
映像がもう少し俯瞰的なものであれば良いのですが、どうも集団先頭の動きにあわせて、2番手以降が少し速度を緩めたときに、ボスがつっこんできてるみたいですね。
映像でもいきなりボスがイエロージャージの横まで上がってきているように見えますから。で、ブレーキングが間に合わず、横の背中を借りようとしたら、ガラガラガッシャーン(哀)。
ですので、不幸、不運に近いような気がします。ただ、ピストで走っているときには、ロードみたいな急な速度変化はありえないから、確かに経験不足と言えるかも(苦笑)。
でも、野球で言うボールが止まって見えるじゃないですが、スプリンターやダウンヒラーはスピードや時間の感覚が違うんでしょうね。動態視力が良い分、感覚をフルに使って、余裕を持って動き回れてるみたいな気がします。
その後、私も何度か見たのですが(このスローモーションにしてあるやつとか→http://www.youtube.com/watch?v=i8K_7bJQaaI)、フェンスがまっすぐじゃなくて、うねうねしているのも気になりました。
トラックは限られたスペースだから、審判団の目が届くし、証拠になるビデオもかなり多くのことを捉えることができますが、ロードはルール自体ははシンプルだけど、一旦こういうことが起こると大変ですね。
今回はまだビデオに残っているだけ、よかったのでしょうか(ホント、もうちょっと全体が映っていれば…)。
スプリンターはあのカオス状態がスローモーションに見えるとよくいいますね。
↑のビデオのように感じているなんて、驚異の世界です。
それに、あの状況じゃ、フェンスぎりぎりを先頭が走るのは定石ですから、いくら真っ直ぐフェンスでも、落車はあったと思います(諦)。
あと、自転車レース(ロードもピストもその他もろもろも)の適性がある人の大半は、動体視力が良いと思うんです。集団内での微妙な動き、高速でのスプリントやダウンヒル、悪路での危険回避等など。現に、自転車選手って意外とスピードが出る乗り物が好きですよ(笑)。
そういう意味で、選手層のトップクラスのスピードに対する能力は、普通からすると「驚異」に見えるんだと思いますよ。ピント合わせがスピードについていける>的確な情報を元に判断>余裕がある分すばやく行動できる>、ってな具合で。
ほんと、あやかりたいものです(笑)
プロ野球の一流選手は「視力検査で使う『C』に似たマークが300km/hで動く輪の切れ目も判別できる」そうです(驚)。
最近、動体視力を鍛えるのが流行っているそうですが、プロ選手の場合は持って生まれたものなんでしょうねー。
でも、今更一般人が鍛えてどうなる…って思ったのですが、交通事故回避とか、アンチエイジング(苦笑)にいいらしいです。
私はやったほうがいいかもしれません。車にはねられ経験あるしー(←軽傷)。