HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

Film “Silence” Review (『沈黙 -サイレンス-』感想←ネタバレなし)

2017-01-25 21:28:13 | film
映画『沈黙 -サイレンス-』観賞@ 新宿。

子供の頃(中学か高校)、遠藤周作の『沈黙』の一節が国語の教科書に載っていた。

たぶん、宣教師が棄教を迫られ、信者の命を救うため踏み絵を踏む場面だったと思う。

アホの子だから「そんな苦悩しないでよー。踏んで人様の命を救えたんだから、いいじゃん。宗教者として立派じゃん。心の中で信仰を貫けばいいじゃんいいじゃん」と簡単に考えた(←かなりの阿呆です…)。

ただ、少しだけ訝しいと感じた。この小説の前後には、そんな安易ではない、もっといろいろなことがあるのではないかと。

嗚呼、すぐに『沈黙』を読めばよかった、と今思う。

私がその後読んだ、遠藤先生の小説は『海と毒薬』だけだった。

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先日観た『疾風スプリンター』

2時間5分の作品だけど、えらく長く感じたのね。

『沈黙 -サイレンス-』は2時間41分。

あっという間とは言わないけど、1度も腕時計を気にすることなく(※ 退屈すると画面の明るいシーンで時計を見てしまう)話に引き込まれた。

映画は時間じゃないよねー。

主演のアンドリュー・ガーフィールド。心に染み入る演技だったと思う。

『BOY A』で観た時、いい俳優さんだなぁと思ったけど、今回のアカデミー賞では『ハクソー・リッジ』の方で主演男優賞にノミネートされている。

あと、私の大好きな加瀬亮ちゃんが大変なことになってます(涙)。

で、私は小説の『沈黙』を現在読書中。

映画『沈黙-サイレンス-』本予告

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