HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

138 Flew Over the Bird's Nest - ToB Stage 5 Part 1- (鳥の巣ステージ 1)

2013-10-18 23:52:41 | trip to Beijing 2013
ツアー・オブ・北京第5ステージ。

第4ステージの雪辱を果たすべく、いぬたろうは朝から気合が入っていた。

私はというと、多少悲観的でもあった。ツアー・オブ・北京の観戦を考え始めてからというもの、レースビデオや写真の沿道や観客の様子が気になって仕方がなかった。等間隔で配置された直立不動の姿勢の軍人だか警察官。ポディウムの周りは、首からIDカードを下げている人だらけ。一般のファンが、普通に観戦できるのか。昨年の鳥の巣ステージを観戦したアメリカ人のレポートを読んだけど、ちょっと微妙。偽造パスを売ろうとする中国人の誘いを断り、うろうろしまくった挙句、コースを走る選手から矢鱈と遠い場所での観戦になりそうだったが、1ブロックをタクシーで移動したら、塩梅良く選手に近い場所に着いた、というものだった。

だから、多くを期待しないことにした。12周もあるし、遠目でもレースが見られればOKって気持ちで。

北京到着日。ホテルのテレビで第3ステージ観戦後、夕方、オリンピック公園へ。ロケハン命。こんなライトアップがあった。バックは鳥の巣。



そして第5ステージ当日。レースは13:30に天安門広場をスタート。周回コースにプロトンが入って来るのが14時あたり。我々は10:30頃公園入り。

公園の入り口にはセキュリティチェック小屋があり、飛行機に乗る前みたいな手荷物のX線検査がある。地下鉄も同じく。ただ、係員はちゃんと見ていない(苦笑)。意味ねーーー。

そこを通過し、初日に確認しておいたフィニッシュライン周辺に行こうとしたら、初日にはなかった鉄柵が張り巡らされている!!

わーん、、、出してくれーーーとうろたえていたら、道行く人は、普通に鉄柵の隙間から出たり入ったりしている。

入る分にはアレな感じもするが、出る分は構わないよね、と脱出。

フィニッシュ地点とポディウムは、ウォーターキューブと鳥の巣に挟まれたところ。レース関係者は準備で忙しく働いているが、観客はまだいない。

ツアー・オブ・北京紹介コーナーでは、盛大にグリーンエッジとオメガファルマの写真が逆になっている。でも、誰も気づいてなさそう(苦笑)。

 


ロケハン、ロケハン、作戦会議、作戦会議を重ね、ポディウム横、フィニッシュラインちょっと先、オーロラビジョン走路挟んで斜め前、バリヤーかぶりつきを陣取ったのが11:30頃。


オーロラビジョン


いぬたろうに「お願いだから、おとなしくしてて。横断幕とかエアギターとかカンガルーは出さないで。存在感、消してて」と懇願される。分ってますよ!!

2時間半の間、只管排除されないことを祈った。「ここはパスを持ってる人だけで~す」とか「ここにはサクラの皆さんを配備しま~す」とか言われて、摘み出されたら、移動するしかない。

この待ち時間、辛いばかりでもなかった。

首からカメラを提げて、オタクっぽいメガネのおにーさんがうろうろしていたので「自転車好きなのかな~。話しかけてみようか」といぬたろうに提案したら、私がトイレに行っている間に、写真を撮ってあげて、既に交流していたり。

警官やら軍人やら、果てはSWATまでやってきて、「特殊部隊が一体何をするんだよっ!」と、突っ込んでみたり。

がらがらだったフィニッシュ地点周りも、一眼レフを持った富裕層っぽい若者達で活気づいてきたり。

気が付いたら排除されるどころか、自分の周りに新たなる鉄柵が張り巡らされ、どちらかと言えば、閉じ込められ状態になっていたり。

かぶりつきポイントがめちゃ混みになり、そのすぐ後ろの大理石の一人用ベンチ…と呼ぶには異様に高さがあるお立ち台みたいなのに上る決意をしたり(要・羽扇子)。

なんとか、摘み出されることなくレースのスタート時間を迎えたのです。