HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

東京六大学チームロード&父子鷹

2008-12-06 22:49:58 | bike
本日、昭和記念公園で東京六大学チームロードレース(チームタイムトライアル)とクリテリウム(女子+ジュニア)が行われた。

初めてチームTTを生観戦した。スピード感、誰が多く引くか、タレるのか、上げていくのか、見どころ一杯。周回レースだから、ラップタイムが分かるのも面白い。

≪リザルト≫
1. 法政
2. 早稲田
3. 東大


法政大学。ジャパンカップ出場の青柳選手が引きまくる!!


早稲田大学。ディスクホイール、エアロヘルメットと素晴らしい装備とスピード感


東京大学。文武両道。終盤まで5名全員が残っていた


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日本ナショナルチームのマニエ監督が会場に来ていた。日本代表候補を探すための視察と思いきや、背中のゼッケンを付けてあげたり、自転車を点検したり、ジュニアのレースに出場する外国人選手の世話をむっちゃ焼いている。

顔を見てビックリ。マニエ監督の現役時代の写真を見たことがあるが、それによく似てる~。パンフレットのスタートリストを確認したら、Maxime Magné(マキシム・マニエ)君なのであった。

自転車はLook、さすがフランス人。ジャージにはアルカンシェルのラインが施されていて、キマっている(お父さんの?)。体は大きいけど、あどけない。14、5歳ぐらいかな。自転車は初心者っぽい。「パパ、僕、自転車より、サッカーやラグビーがやりたいよ!!」なんて思春期の反抗的な雰囲気は全くなく(笑)、素直にお父さんのアドバイスを聞いている。

しかし、トラブル発生。どうもジュニアのギア比制限を超えた自転車を持参したようだ(お父さんの? 完成車そのまま?)。あーでもないこーでもないと審判団と協議していたが、テープか何かでアウタートップを使えなくする措置で一件落着。

残り2周で既に周回遅れ。「まだ走っていいの?」とマキシム君はパパに聞いていたようだが、「大丈夫だから走れ!!」と発破をかけられる。

ラスト周回、ジャンの音に「え゛ー、まだあるのー!?(泣)」といった素振り。

結果は、1周回以上遅れての完走。フィニッシュ地点では皆に温かい拍手で迎えられる。

見た感じでは自転車レース・デビュー戦だったんじゃないかしら。今は速いとはお世辞にも言えないが、フォームがきれいで(ぐらぐらしない)、歯を食いしばって、一所懸命走っていたのが印象的だった。マニエ監督が高校生に「いつもはどこでトレーニングしているの?」と情報収集していたので、荒川の土手で息子を鍛える姿が今後目撃されるかもしれない。

ひとつ心残り。走るマニエ・ジュニアに「頑張れ~!!」と声援を送ったら、にっこりと微笑んでくれた。

いぬたろう曰く「今、凄く可愛く微笑んだぞ!!」と(←人を褒めない男が珍しく褒めた)。

……。見逃した、私。声援を送ったくせに、その時、ペダリングを凝視していたorz


監督の顔はかなぐり捨て、息子を愛する普通のお父さん


マキシム・マニエ選手


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明日は同じく昭和記念公園で全日本学生ロードレースシリーズ≪東京都クリテリウム≫が開催される。

東京都自転車競技連盟: 2008年度 全日本学生ロードレース・カップ第8戦東京・昭和記念公園ラウンド 第三回 東京都クリテリウム大会
日本学生自転車競技連盟: 詳細プログラム(←PDFファイル)

(photos by kumataro)