goo blog サービス終了のお知らせ 

HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

あるスキャンダルの覚え書き

2007-06-19 18:05:46 | film
映画『あるスキャンダルの覚え書き』鑑賞@新宿(6/16)。

怖すぎる。

己の嗜好上、気をつけようと思った(おいおい)。

【あらすじ】
新任の美術教師は15歳の教え子と肉体関係を持っているのを、先輩教師(粘着系レズビアン)に目撃され大変なことになる。

【見どころ】
  • 勿論ケイト・ブランシェットとジュディ・デンチの芝居はいい。
  • ずる賢いのに、当然のように幼稚でしかない少年役にアンドリュー・シンプソンの狂気を帯びた瞳がマッチ。
  • 各シーンでのディテールは利いているが(かなり沢山薄ら笑いを浮かべた)、ラストが弱いよなあ。
  • 「これってブラックコメディだったのかな」と思った。観ている間は、登場人物に感情移入し、震え上がったり、不快な気持ちになるのだが、観終わった後、タブロイド紙的視点で突き放して考えると、どいつもこいつも困った奴らだったなーと。

    (photo: ViewImages.comより。@ベルリン国際映画祭)

  • 映画想起録

    2007-05-01 17:04:54 | film
    映画鑑賞覚書(忘れかけ)。

    『リトル・ミス・サンシャイン』(2/24)@新宿。
    ハートウォーミング・コメディな扱いを受けていたが、皮肉と風刺に満ちている。おじいちゃんのミスコン・パフォーマンス特訓でいやな予感がしたけど、ほぼ思った通りだったw

    『ボビー』(3/4)@六本木。
    ストーリーは散漫だが、ロバート・F・ケネディのスピーチは驚くほど素晴らしかったということを知った。ローレンス・フィッシュバーン演じる利発な副料理長の言葉に唸らせられる。怒りからは何も生まれない。

    『ブラッド・ダイヤモンド』(4/7)@新宿。
    紛争ダイヤのお話。背景は重いが、エンターテイメント性てんこ盛り。可愛いおにーちゃん顔が災いしてか、ディカプリオの演技は賛否両論あるけれど、私はこの人の派手な芝居が好き。

    『バベル』(4/29)@六本木。
    イニャリトゥ監督の描く心の痛み、肉体の痛みはいつも凄まじい。前2作(『アモーレス・ペロス』『21グラム』)に較べると衝撃度は薄かったが、素晴らしい作品。悲劇だが、散りばめられる良心や微かな光に救われる。噂になってるシーン(日刊スポーツ: 「バベル」観客に体調不良続出)は演出力の見せ場。私の三半規管は人並みより弱い方だが(車に酔う、自転車レースの下り映像に酔う)、映画は問題なかった。ブラッド・ピットの老けメイクはどうなんだろ。

    典型的ショウビジネス界ストーリー

    2007-02-22 22:38:58 | film
    映画『ドリームガールズ』鑑賞@六本木(2/17)。

    歌も良かった! エディ・マーフィも良かった! でもストーリーが弱すぎる。そんな印象。舞台でこのミュージカルを観たら感激したかもしれない。

    【あらすじ】
    金と名声が必ずしも幸せをもたらす訳ではないというお話。
    (↑あらすじかよ!)←お約束突っ込み

    【見どころ】
  • 歌。
  • 衣装。
  • ジェニファー・ハドソンのナチュラルな魅力。
  • エディ・マーフィ。いい芝居だった。今後もよく脚本を読んで役選びを!
  • ほっそりしてるビヨンセは美しかった。

    ドリームガールズ 公式サイト

  • 女優 vs 女優

    2007-02-16 20:30:34 | film
    テレビで、ジュディ・デンチとケイト・ブランシェット共演の映画のことをちらっとやっていた。おどろおどろしくて面白そうだ。検索したら『Notes on a Scandal』という映画だった。

    トレーラーを見たら、恐ろしさの余り、涙が浮かんで、二の腕から後頭部にかけて鳥肌が立った。怖い。ジュディ・デンチの芝居がじわーっとしてて怖すぎる。ケイト・ブランシェットも負けてない。ああ、私だったらこんな二人をアカデミー賞のノミネートに挙げるのに。と思ったら、ちゃんとノミネートされていた。なんだー、抜かりなし。

    ブランシェットの心の隙間に入り込んでくる少年の訛りがいいなあ(そこか)。

    【参考】
    Notes on a Scandal 公式サイト
    YouTube: Notes On A Scandal - Trailer(トレイラー)
    livedoor ニュース: 米映画評:J・デンチの演技が光る心理サスペンス「Notes on a Scandal」
    ドンデッチ映画情報: 映画の祭典・第79回アカデミー賞(主要部門ノミネート)
    ウィキペディア: 『あるスキャンダルの覚え書き』(邦題。日本では2007年初夏公開予定)

    リメイク・ブーム

    2007-02-09 20:24:04 | film
    映画『ディパーテッド』鑑賞@六本木(1/20)。

    初日に観たのは相当期待していたから。
    今まで感想を書かなかったのは、そういうこと(?)だから。

    【期待したワケ】
  • オリジナルの香港映画『インファナル・アフェア』が無茶苦茶面白かった。
  • ヘタしたら、オリジナルが洗練されたような素晴らしい出来なんじゃないかと思った。
  • 米国でのレヴューも軒並み良いし。
  • それはそれで悔しいなあと、心配してみたり。
  • ディカプリオの暑苦しい芝居が好きだ。好みの男ではないんだけど。
  • スコセッシ監督だし。
  • ジャック・ニコルソンだし。

    【そういうこと】
  • オリジナルにはとてもじゃないが敵わない。ある意味安心したり。
  • 長いよ。
  • マット・デイモン、びくつき過ぎ。ワルのクールさがないし。
  • マーク・ウォルバーグがアカデミー賞助演男優賞にノミネート苦労人だし、好きな俳優なんで気分的には応援(でもオスカーはどうだろう)。
  • 『インファナル・アフェア』を観てなかったら、まずまず面白かったのだろうか。
  • 速攻リメイクなんて、ハリウッドはちょっと情けない。
  • とはいえ、日本のどっかのドラマみたいにパクリまくるよりはマシか。ちゃんと版権買ったんだし。
  • 実は前半居眠りしたorz
  • 後半は起きてた。

    ディパーテッド 公式サイト

    (photo: Yahoo! Moviesより)

  • ダルトン→クレイグ

    2007-01-29 18:51:50 | film
    映画『007/カジノロワイヤル』鑑賞@六本木(1/28)。

    私のフェイバリット・ボンドがティモシー・ダルトンからダニエル・クレイグに替わった日。

    6代目ジェームズ・ボンドがクレイグに決まった時「え゛ー、なんでー!? クライヴ・オーウェン(一時期、newボンドの噂があった人)でいいじゃん」と不満爆発。テロリスト役の『ミュンヘン』で「あれ? いい俳優かも」と思い、今回すっかり心変わり。というか、クレイグ・ボンド祭状態。

    もう縮小公開となり、DVD待とうかなんて思ってたけど、映画館で観てホント良かったー。

    【あらすじ】
    007だから大体いつもと同じ。けど、いつもよりシリアスな部分も。
    (↑あらすじかよ!)

    【覚書】
    • 韓流映画を主に上映している小屋で、ロビーは韓流グッズだらけ。いぬたろうに「この人、誰だっけ?」と尋ねれば「“リ”なんとかだろ」「えー。“リ”じゃないんじゃない?」「じゃあ“ビ”なんとか」「“ビ”なんて韓流スターいる?」「ビ・ヨンセ」「……」(答:“イ”なんとか←思い出してないしー)。でも、椅子は座り心地よかった。
    • ボンドは、クールで格調高くて、アクションもキレキレでさー、スーツ姿が…(←10分は褒め言葉続けられそう)。
    • あるシーンが「お笑いウルトラクイズ」っぽくって、ひとりニヤニヤ(←ぶち壊し)。
    • シャワーブースに座り込むシーン、素敵過ぎる。。。
    • ボンドガールのすっぴんが驚くほど美しい。
    • ダニエル“キラー・ブルー”クレイグの瞳にくらっとした。映像処理してるんじゃないかというぐらい真っ青で。
    • マネーペニー(Mの秘書)が出てこなかった(シリーズ初らしい)。
    • 次回作の007は2008年ですってー。待ち遠しい。しばらくクレイグ・ボンドで文句なし。
    • 勘違いしちゃいけないのは、私が好きになったのはダニエル・クレイグでもジェームズ・ボンドでもなく、“クレイグが演じるボンド”なのだ。間違ってもクレイグの出演作を虱潰しに観るなんて真似はよそうね(自戒)。でもAXNでやる映画『Jの悲劇』は観とこうかな…(あ、眼鏡っ子だー)。

    007/カジノ・ロワイヤル - オフィシャルサイト

    【ビデオ】
    ≪主題歌PV≫
    You Know My Name - Chris Cornell
    ≪トレイラー≫
    Casino Royale trailer
    ≪オープニング・クレジット≫
    Casino Royale Opening Credits

    キンキーブーツ

    2006-08-29 17:45:44 | film
    映画『キンキーブーツ』鑑賞@日比谷(8/27)。

    封切り初日とはいえ、満席。ビックリしたー。単館系の映画はお客さん入るのかな? 早めに行ってよかった。

    ≪あらすじ≫
    舞台はイギリスのど田舎、ノーサンプトン。クラシックな紳士靴の靴工場の跡取り息子は、潰れかかった工場を救うため“新商品”の製作に着手するのだが…。
    (↑短けー)

    【覚書】
    • 昔、英会話の先生が「キンキキッズ」というグループ名に衝撃を受けていた。同音: Kinky Kids (=変態な子供)…。 ふとそれを思い出したorz
    • この映画を観ようと思ったのは、ケーブルTVの宣伝を見てたら面白そうで→公式サイトに行ったら、主役の俳優が素敵な感じで→即決。
    • チケットの半券を見たいぬたろうが「こいつ(主役)レーマンに似てるな」と。え゛ー、そーですか???
    • 観終えて「確かにレーマンに“ちょこっと”似てるよね」と言ったら「“ちょこっと”じゃねーよ。“すげー”似てる」突っ込まれる。……。自分で思いも寄らないが、この顔立ちがシュミなのかな、私は。
    • 『フルモンティ』の流れを汲む“努力をするんだけど、その努力が一風変わってるというか、傍から見ればちょっと間抜けな感じ”という今やイギリス映画の定番的ストーリー。
    • 微妙に中だるみするが、私はこの手の映画が好き。
    • 主人公のチャーリー役のジョエル・エドガートン(Joel Edgerton)の作品は2本(『キング・アーサー 』、『トエンティマン・ブラザーズ 』)観ているが、殆ど覚えていない(すまん)。『トエンティマン… 』の記憶は微かにあるが、同じ人(中)だとは思えない(←この映画ではガイ・ピアースしか見てなかったもんなー)。俳優って凄いねえ。
    • とはいえ、チャーリーの優柔不断キャラにはもえもえ。
    • 音楽やショウのシーンをもっと強化してほしかったなー。ドラッグ・クイーンものでは『プリシラ』に負けている。
    • ローラ役のキウェテル・イジョフォーは舞台出身の役者さんだそうで、立ち姿やゲイの細かい仕草なんかも素晴らしい。大男。壊れるんだね。こういうでかい人が履くとピンヒールってw

    キンキーブーツ公式サイト


    レーマン(中)


    ジョエル・エドガートン(右)

    空飛ぶオランダ人

    2006-06-07 20:02:42 | film
    サッカーのユニフォームを着て、FIFA公認サッカー映画「GOAL!」を観に行けば入場料金なんと500円(注:指定日あり)。

    nikkansports.com: 「GOAL!」W杯日本戦の3日間500円

    いぬたろうはグラスゴー レンジャース(←激マイナー)のを持ってるけど、私はサッカージャージは持っていない。そしたら、

    「あれ着ていけよ、ヨハン・クライフ」

    あれはTシャツだよ…。

    「分かりゃしないって!」

    バレるよたぶん…。まんまTシャツだから。

    GOAL! 公式サイト

    究極の片思い

    2006-01-31 18:52:00 | film
    DVD『ぼくのプレミアライフ』鑑賞(1/29)。

    サッカーバカというか、“アーセナルバカ”のお話。

    ビデオスルーで小品だけど、とても面白かった。しかし、所々身につまされる。何かにハマっている人ならば必ず身に覚えのあるような逸話が見つかる筈(サッカーに限らず)。

    私の中では高貴で二枚目な俳優コリン・ファース。「こんな人にサッカーバカが似合うんだろうか…」と観る前は不安だったが、見事に“アーセナルバカ”を演じていた。体はすらっとしていたが、頭はボサボサで、顔もなんだかだらしなく見えるのだ。

    コメディなので深くは突っ込まれてはいないが、“ヒルズボロの悲劇”にも触れている。原作ほどではないけれど、英国サッカーの変遷を垣間見ることができる。サッカーのシーンでは、トニー・アダムスを探そうと必死な自分(そこ見どころじゃない)。1989年の最終節リバプール vs アーセナルのテレビ観戦シーンは手に汗握った。で、思わず叫んだw 「出て行っちゃダメだー!!!!!」。

    +++

    「こんなに好きなのに、私が病気になったって、自転車もミラーもなにしてくれるってワケじゃないんだよねぃ…(心配するとか見舞いに来るとか)」

    って時々憂えることもあるけど「まあそんなこたぁどーでもいいや!」と日々自転車バカ邁進中。