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シチズン、カレンダークロックの修理

 シチズンのカレンダークロック8RZ139が壊れた。



 買ったのはついこのあいだ。当然保証期間中だと思ってアマゾンの納品書を見たら去年の8月4日に注文していた。保証期間は1年間らしいからアウト。

 昔ソニータイマーという伝説があって、ソニー製品は保証期間が過ぎるとすぐに故障すると言われていた。1年経つと故障するようにタイマーが仕組んであるのだという。

 このシチズンのカレンダークロックもちょうど1年と1ヶ月で故障したことになる。

 症状はこうだ。まず時間の進み方がとても早い。十秒間でこのカレンダークロックは1分進んでしまう。それに液晶画面が薄い。乾電池からは十分な電圧が供給されている。



 「カレンダークロックのクロックが故障か???」とオヤジギャグをかましてから、分解してみた。

 これが内部。



 左にある基板が電波受信部だろう。右の基板が時計本体。

 時計本体のクロックがおかしいはずだ。このメタルケースに入っている部品がクロックを発生するための水晶振動子。



 確かにオシロスコープで測っても波形が出ない。

 ドライヤーで温めたり冷やしたりしていたら発振を始めた。どうも熱に弱いようだ。発振周期を測ると32uS。 周波数に直すと31kHzだ。成る程、時計によく使われる32.768kHzの水晶のようだ。

 この水晶振動子はPICで時計を作った時秋月で購入したものがある。4個で100円だから一個25円の部品だ。



 リード線をカットし、新しい水晶振動子をハンダ付けしたら動き始めた。この状態で温度を上げても問題ない。



 水晶の端子の波形を測定するとおよそ32kHzの正弦波が観測できた。ロウレベルは0.6Vでハイレベルは1.7V。




 1800円ほどのカレンダークロックだが、新聞を取るのをやめてから日にちを知るのに重宝している。さてあと何年持ってくれるのだろう、、、、



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