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ラジカセ、アイワ CS-R270の修理

 ハードオフにAIWAのラジカセCS-R270がジャンクとして売られていた。

 タグには「音は出ました」とある。音の出るラジカセ、ソニーなら1000円コースだが、さすがアイワは人気がないのだろう、540円と半値である。1999年製だからまだ20年、電池漏れもないしネジ頭にかけもない。購入することにした。

AIWA CS-R270 修理

 帰宅して早速電源を入れてみるとたしかに音はする。ガリガリという音もする。ハードオフの表示に偽りはなかったが、「雑音が出ました」と書いてほしいものだ。

 早速分解してみる。

 分解履歴はなさそうということで購入したのだが、どうも分解したあとの組み立てで被覆線を挟んでしまったようだ。



 雑音のもとはこれかとはんだ付けし収縮チューブをかぶせてとりあえず雑音は出なくなったが、なにかおかしい。ボリュームを絞っても音が消えないし、左右のチャンネルの音が混じっているようで、ステレオに聞こえないのだ。

 これはボリュームの問題だろうと取り外し、分解してみたら引き出し部分が腐食している。



 そういえばロッドアンテナの取り付け部分も不自然に腐食していた。上部から水がかかったのかもしれない。

 さて、ボリュームは手に入るのか。米国のElectronic SurplusにALPS - VR-1541 としリストアップされている。

AIWA CS-R270 修理


 10個で500円位だから安いのだが、日本への送料を入れると4000円位になってしまう。500円のラジカセの修理に4000円はちょっとなあということで、秋葉原に探しに出かけた。

 昔はジャンクパーツを扱う店もあったが、最近はとんと見かけない、結局端子形状は異なるが2連50kのボリュームを432円で購入した。


 さて、どうやって取り付けるか。1ミリのアルミ板を加工し取り付けることにした。

AIWA CS-R270 修理

 アルミの加工精度が低いので、ツマミが正しくつくように調整するのに時間はかかったが、なんとか取り付けができた。

 そしてスムーズにつまみが挿入できるようにボリュームの軸を削った。

AIWA CS-R270 修理

 ここまで来ればあとは簡単。線材でプリント版のランドとの間を結線するだけだ。

AIWA CS-R270 修理

 一日仕事でボリュームの交換が終わり、音楽が聞こえるようになったが、カセットメカにワウがあるし、ハム音も大きい。まだまだ先は長そうだ。

 体を張っての協力ありがとう。



 お役に立てて嬉しいです。



追記

2019/03/21 ラジカセ、アイワ CS-R270の修理 (2)

 


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