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レオナルド・ダ・ビンチ、天才の実像 展

受胎告知

 東京国立博物館で3月20日から6月17日まで「天才の実像」としてレオナルド・ダ・ビンチの特別展が開催されている。今回の目玉は日本で初めて展示される「受胎告知」

 モナリザ以来の混雑になろうというので、この土曜日の朝早く、のつもりであったが十時半に上野の国立博物館に着いた。入場券を買う窓口が混むのでいつもの通り上野駅の構内で入場券を購入したのは言うまでもない。

 国立博物館での美術展は奥にある平成館で開催されることが多いが、今回は本館に「受胎告知」の絵を一枚だけ展示、その他を平成館で展示しているとのこと。ますます期待が高まるし、いったい何時間待ちだろうと心配にもなる。

 上野公園を小走りに抜けて国立博物館に到着したが、チケット売り場に列がない。上野駅のチケット売り場の方が混んでいたくらいだ。そして本館入り口にはたしかに列があったが20分待ちだと告げられる。たった20分か。早く来たかいがあったというものだ。

 入り口で手荷物検査をされて中にはいるとやはり混雑しているが、横浜美術館での「白貂を抱く貴婦人」よりもじっくり見ることができた。やはり宗教的モチーフの「受胎告知」は日本人にとってそれほどインパクトがないのかもしれない。

 じっくり見るには少し手前の手すりにしがみついて見るのがよさそう。最前列を通る列に並んでしまうとトコロテンのごとく押し出されてしまうのでご注意を。

楕円コンパス 平成館に展示されていたのは天才としてのレオナルド・ダ・ビンチの足跡。500年前にこのような人間がいたのかと驚くばかりである。たとえば楕円を書くためのコンパスが展示してあり、説明が大画面の液晶テレビに映っているが、どうして楕円がかけるのかよくわからない。じっくり考えてみることにする。

 売店で分厚いカタログを買ったのは当然だが、「ダ・ビンチ7つの法則」という文庫本も買ってしまった。「本書は、全能の天才レオナルド・ダ・ビンチの学習方法と知性の開発方法の原理を抽出し、それを私たちの潜在能力を引き出すための刺激や指針として、、、、、、」という宣伝文句につられたわけである。ハウツーものに弱いというか、アルジャーノン症候群というべきか。

 朝早く国立博物館に着いたので比較的ゆっくりと見ることができた。早起きは三文の得と口笛を吹きながら平成館を後にしたのだが、ひょいと本館の入り口を見ると列がない、十人くらい入り口にたむろしているだけ。どうも一番混んでいるときに入館したらしい、まあ活気があってよかったということにしておく。


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