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機械をそんなに信用しますか

 高速道路の自動料金収受システム、ETCを車につけてからもう3年になる。最初の頃ETCカードを挿入しないでゲートに入ってしまったことがある。ゲートが開かないのであわててカードを挿入したけれどそれでは開かないようだ。信越地方の田舎のインターチェンジだったし、夜中で交通量無かったし、当時ETC搭載車も少なかったので、ちょっとバックしてもう一度通ったらちゃんと開いた。もう今ではこんなこと出来ないだろう。

 最近のETC割引を使うと時間によっては料金が半額になる。使わない手は無いとおもうが100km以下という距離制限があったりするので、相模湖から諏訪に行く場合でも一度長坂で高速道路を降りたりする。ETCカードはスペアとして一枚余分に作ってあるので、こんなとき役に立つ。

 金銭面のメリットだけでなく、料金所で渋滞しているときでもETCレーンはスムーズに通れることが多い。渋滞緩和の効果も大きいようである。

 最近ETC搭載車が増えてきた。それに伴い、猛スピードでゲートに突っ込んでいく車も増えた。彼らはゲートが必ず開くと思っているようだ。もしゲートが開かなかったら、ぴかぴかに磨いた愛車が傷だらけになるというのに。

 その上ゲートを破損すると弁償させられたりする。ゲートの開かない原因が高速道路会社側にあってもである。運転者はゲートが開かない場合でも停止できるように走行する義務があるからである。

 電子機器の開発をしていた人間として言わせてもらうと、この手の設備は確率は低いとしても必ず誤動作する。それに原価数千円の端末に信頼性を要求するのは無理だともいえる。このように技術的に考えても、誤動作が起きた場合でも確実に停止できる速度で走行することは当然のことといえる。

 それではETCは欠陥システムなのか。いや、そうではないと思っている。限界を知った上で使えば非常に便利であることには間違いないからである。

 繰り返しになるが電子機器は必ず誤動作する。便利さを享受するためには、これを知った上で自分を守っていくしかないのである。


2009年4月追記
2009年3月からETCゲートの開閉時間が遅くなるように設定されてしまった。多発している事故の防止のためだと言うが、ほんのわずかな無思慮な人たちのおかげで面倒なことになったものだ。


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