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途中下車の旅

 昨日のことだ。

 品川のイタリアンで夕食をとり、ほろ酔い気分で湘南電車に乗ろうとしたら、茅ヶ崎駅の先で事故があり、運休していた。

 とりあえず大船まで京浜東北線で移動することにした。ずいぶん遠回りだが、大船に着く頃までには復旧しているだろうという読みだ。ところが、電車が横浜に近づいたとき車内放送があり、復旧の見通しがついていないと言う。

 ここは決断のときだ。

 迂回するなら相鉄線で海老名まで出て、相模線で茅ヶ崎に移動する方法がある。時間はかかるが確実な方法である。

 私鉄各線に振り替え輸送をしていると言うことで、横浜駅で下車することにした。ただ、品川ではsuicaで入っているので一旦suicaで改札を出て、券売機で横浜ー茅ヶ崎間の乗車券を購入し、この切符で振り替え輸送の相鉄に乗る、と言うのが横浜駅のJR職員の説明だ。

 但しこの方法だと本来品川ー茅ヶ崎間950円のはずなのに、品川ー横浜間そして横浜ー茅ヶ崎間の乗車賃を払わなくてはならなくなる。途中下車するわけだから当然余分な費用がかかることになるのだが、一体これは精算してもらえるのだろうか。

 運休のおかげで高い運賃を払うのは真っ平ごめんだ。いったいいくら損をしたのだろう。品川ー横浜間は280円。横浜ー茅ヶ崎間は480円。しめて760円。

 あれっ、途中で降りたほうが安い。それも190円も。

 調べてみると特定電車区間と言って利用者の多い区間では割安な運賃が設定されているので、こういうことがおこると言うことらしい。

 ちなみに特定電車区間を含まないような場合、途中で降りてしまうと当然高くなる。この場合でもsuicaを使っていた場合は、この余分な金額は自己負担ということになると言うのがJRの職員の説明だった。

 ところで、これが事故現場。軽自動車がこの踏み切りに入ったところ、出ることができず、電車が衝突脱線したもの。入るところはポールが立っているが軽自動車でもぎりぎり通ることができる。




 ところが出られないと言う悲劇。自動車進入禁止とは書いてなかったようだから、運転手はさぞ驚いたことだろう。

 人的被害は軽症の電車の乗客一名だけだったから、不幸中の幸いか。それでもダイヤの混乱は翌日まで続いた。


2013年4月17日追記

 問題の踏み切りの南側入り口にポールが2本追加され3本になった。これで軽自動車が進入することはできなくなった。



 それに二輪以外の進入禁止も明示された。





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