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空飛ぶ大島

 箱根駅伝の応援が終わるとそのまま海岸に出て海辺をのんびり歩く。厚い雲の切れ間から太陽がさしていてなかなか見事な風景だ。




 おや、今年も大島が浮いている。




 冬場に多い蜃気楼が今日も出ているようだ。蜃気楼については、昔絵本で読んだ記憶がしっかり残っている。地上からの温度分布が通常と逆転すると本来見えないはずの水平線の向こうが見えるというものだ。そういうわけで、普段から見ることの出来る大島だがUFOのように浮いて見えるのだと思っていた。

 ところがである、インターネットの発達はありがたいもので、蜃気楼には上位蜃気楼と下位蜃気楼があることが即座にわかる。

 絵本で読んだのは上位蜃気楼で、あまり起こらないらしい。実は、大島が浮いて見えるのは下位蜃気楼で、逃げ水と同じように大島が本体の下に映っているというのだ。

 夕焼けの原理に続き、蜃気楼についても、半世紀もの間誤解したままだったということがわかった正月であった。


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