熊本熊的日常

日常生活についての雑記

赤と赤

2010年01月21日 | Weblog
今週は一気に4つの器が焼きあがってきた。どれも相変わらず赤土を使って挽いたもので、相変わらず茶碗を目指して作りながら、茶碗になれなかった器である。今週は轆轤を挽き、茶碗を目指して3つの器を挽いた。今回こそは少し期するところがある。

さて、焼きあがってきたほうの器だが、4つのうち2つが黄瀬戸をかけて酸化で焼成したもので、片方は抹茶茶碗には少し小さいが飯碗にはちょうどよさそうだ。1つは卯の斑をかけて還元で焼いた猪口になりそうな小さな器。1つが鉄赤をかけて還元で焼成した中途半端な大きさの器である。

この鉄赤の器がなかなか良い。鉄赤なので、ちょっとメタリックな感じもあり、そうした風合いがちょうど似合う大きさで、全体の佇まいも悪くない。赤土と鉄赤という赤どうしがうまく反応しあったかのようにも見える。細部の不満を言い出せばきりがないが、第一印象の良い器ができあがった。

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