熊本熊的日常

日常生活についての雑記

峠の釜めし

2010年07月18日 | Weblog
横川へ出かけてきた。片道3時間、普通列車での移動だ。実際に乗車しているのは2時間半程度だが、乗り換えで時間がかかる。特に下りの場合、高崎からの信越線が特定の時間帯を除いて1時間に1本というダイヤなので、生活に効率を求めるタイプの人は、この信越線のダイヤに合わせて予定を組むとよいだろう。高崎は新幹線を利用すれば最速列車で東京から50分で到達できる。

5月の連休の頃だっただろうか。偶然、かつての信越本線、横川=軽井沢間の一部が遊歩道になっているということを知った。以来、そこを歩いてみたいと思っていて、ようやく今日になって実行した次第である。できることなら今の時期ではなく、もう少し早い季節に訪れたいものだ。今日は特別だったのかもしれないが、とにかく暑かった。

一応、前の晩は少し早めに就寝し、今日は6時頃に起床するつもりでいた。しかし、午前3時就寝、午前8時に起床、というリズムができあがりつつある。何の強制力もない自分の遊びのためというのは、そうしたリズムを打破するには、いまひとつ力不足のようで、それでも午前7時15分頃に起床した。朝食の支度をして、それをいただき、身支度を整えて午前8時半に家を出た。途中、コンビニに立ち寄って現金を少し引き出し、最寄り駅から山手線に乗って池袋に出る。池袋では、ちょうど8時47分発の湘南新宿ライン小金井行きが入線するところだった。これに乗って大宮へ向かう。

ドアの脇に立って外を眺めていると、京浜東北線の駅のホームの大宮寄り先端部分にはカメラを構えた人たちがかたまっている。沿線にも所々にカメラを手にした人たちがいる。今日は何事があるのだろうと思っていると、ちょうど与野駅のあたりで寝台特急カシオペアとすれ違った。たぶん、これがカメラを構えている人たちのお目当てなのだろう。去年、北海道へ旅行に出かけたとき、稚内から札幌を経由して鉄道で東京まで戻ったが、確かそのときにも沿線でカメラを向けている人たちがいたのを思い出した。あまり早いと光の加減とか、そもそも起床できないとか、ひとそれぞれに事情があるのだろうが、不思議とカメラを構えている人の数は大宮を過ぎると増えるのである。多くの人が撮影するのと同じ場所で同じような写真を撮るのが、どれほど愉快なのか知らないが、ご苦労なことである。

小金井行きは定刻通り9時9分に大宮に到着。ここで9時18分発の普通列車高崎行きに乗る。さすがにここから立ちっぱなしというほど体力に自信は無いので、素直に空いている座席に座り、終点まで爆睡。高崎駅構内に入線する際にポイント通過で列車が大きく揺れた拍子に目が覚めた。定刻通り10時42分到着。

ちなみに、この列車は途中の北本で大宮を9時26分に発車する特急草津31号に追い抜かれる。この草津に乗れば、高崎には10時19分に着くので10時23分発の信越本線横川行きに、ちょうどよい具合に接続する。私が乗った9時18分と同時刻に大宮を発車するMaxとき311号に乗ると高崎には9時52分に到着するが、これに接続する横川行きは、やはり10時23分発なので、速い列車に乗ればよいというものでもない。

さて、10時42分に高崎に着くと、横川へ行くには11時19分発の列車に乗ることになる。高崎駅で下車するのはこれが初めてだったが、思いの外、こじんまりとした駅である。横川行きの列車を待つ間、トイレに行ったり、ホームの端から端まで歩いてみたり、うろうろしていたので、待ち時間は殆ど気にならなかった。この横川行きは折り返し列車ではなく、車庫から出てきた列車だ。乗ってみるとわかるのだが、1時間1本のダイヤでも、列車は満員にはならない。日曜という所為もあるのだろうが、なんとなく和やかな雰囲気が漂うなか、列車は高崎を後にする。

最初の停車駅は北高崎。ここを過ぎると車窓の風景に緑が深くなる。大きな川が流れていて、その彼方に高崎観音が小さく見える。次の群馬八幡を発車すると、列車の速度がそれまでよりも速くなる。沿線にはときどき大きな工場の姿がある。安中あたりでは東邦亜鉛、磯部では信越化学。安中と磯辺でけっこう多くの客が降りてしまった。横川には定刻通り11時52分到着。この連休中、一日一往復だけ運転の蒸気機関車牽引列車SL碓氷が停車していたので、ここにもカメラを手にした人たちが大勢いた。

昼時なので、なにはともあれ腹ごしらえである。横川なので、いわずと知れた峠の釜めしを食べる。かつて信越本線が横川から先まで延びていた時代なら、碓氷峠を越えるために列車にEF63を2両一組にした補助機関車を連結するため、横川駅と峠の向こうの軽井沢駅では停車時間が長かった。それで、列車を降りて駅で釜めしとお茶を買ってゆっくりと列車に戻って食べることができたものである。今でも軽井沢駅で釜めしを売っているが、のんびりと列車を降りて駅弁を買って、というような悠長なことをしているほど停車時間は長くはない。

それで今日の昼飯だが、駅前には釜めしを調理販売している「おぎのや」の店舗がある。しかし、昼時はさすがに満員で店の前には並んでいる人もある。そこで駅構内の売店で釜めしを買い、駅前のテント下にあるベンチでいただくことにした。

初めて峠の釜めしを食べたのは学生時代にサークルの合宿で軽井沢へ行ったときだっただろうか。記憶が定かではないのだが、サークルの先輩で軽井沢に別荘がある人がいて、そこで合宿があった。社会人になってからも、勤務先の保養所が軽井沢にあり、新入社員時代に研修で行ったことがある。軽井沢というと峠の釜めし、だったと記憶している。高校時代も林間学校の施設が中軽井沢にあったが、このときはバスだったので釜めしは食べていないと思う。その後、信越本線には縁が無く、長野新幹線開業後の2006年12月にヴォーリズ設計の別荘が売りに出たというのを聞いて、買う気もないのにわざわざ見に出かけ、翌2007年8月に友人の別荘に遊びにでかけたことがあり、どちらの機会においても峠の釜めしを食べたことは記憶にある。2007年8月の時は東京へ戻るときに、軽井沢の駅で買って新幹線の車中で食べて帰ったので、そのときの釜がいまでも手もとにある。勿論、今日買った釜めしの釜も持って帰ってきた。この釜で一合の米を炊くことができる、らしい。

腹ごしらえが済んだところで、12時20分に駅前を出発する。遊歩道は鉄道文化むら脇から始まる。遊歩道の起点に「峠路探訪 ウォーキング・トレイル アプトの道(起点)」という大きな看板がある。

歩き始めてしばらくは左手に鉄道文化むらの展示車両を見ながら進む。京都の梅小路機関区が蒸気機関車の動態保存拠点として整備されたのに対し、高崎に電気機関車の同様な施設を作ろうと、引退した機関車が集められたが、結局その計画は白紙になってしまったのだそうだ。長野新幹線が開業し、横川駅構内に広大な遊休地が生れることになって、電気機関車展示の話が復活、但し、動態保存ではなく静態保存でEF63のみ動態保存ということで現在の鉄道文化むらが開業したということらしい。ここでは所定の研修を受講することで実際にEF63を運転することができる。これは鉄道にそれほど興味がなくても好奇心をくすぐられるのではないだろうか。その研修はかなり先まで予約が入っているそうだ。

妙義山は緑深いが、かなり急峻な山々の集合体だ。その山々を背景に鉄道車両が並んでいる風景が妙に印象的だ。今自分が歩いている遊歩道もその山々の一部である。横川駅を出て緩い上り坂が続くが、鉄道にしてみたら緩くはないのだろう。遊歩道として整備されている横川=旧線めがね橋(碓氷第三橋梁)区間がどれほどの勾配なのか知らないが、横川=軽井沢間全体の最大勾配は66.7‰だそうだ。長野新幹線でも30‰の勾配が連続しており、勾配対策が施されている車両が使われている。

先月、京都を訪れた折に佐川美術館まで足を伸ばし、そこから京都へ戻るときに京阪を利用したということをこのブログでも書いた。そのなかで私は「上栄町から四宮に至る京阪電車は登山電車のように山間を縫うように走る。路面電車が一転して登山電車になるのだ。」と書いた。この区間の最大勾配が61‰である。鉄道愛好者の間でどの程度話題になるものなのか知らないが、碓氷峠という日本で屈指の鉄道難関区間を走行するのに、アプト式だの専用機関車による粘着運転だのと工夫をこらしてきたが、その難関に準じる急勾配区間を含み、路面電車のように道路上の軌道も走行し、地下鉄にも乗り入れるという京阪の800系電車はそれぞれの区間の特殊性に対応する機能を備えている。碓氷峠越えという明治時代の鉄道草創期における難所で先人たちが知恵を絞った成果やその後の技術開発の歴史が、一見したところは普通の都市型電車でしかない涼しげな色使いの4両編成に反映されていると思うと、きちんと歴史が積み重ねられている感じがして、なんとなく嬉しい。見たり乗ったりする側からすれば「嬉しい」だけで済むのだろうが、運行している側からすれば、日本国内を走る鉄道車両のなかで最も高コストではないかと言われているそうだ。

鉄道と道路の大きな違いは、道路というのは任意の場所で立ち止まることができるのに対し、鉄道は原則として駅でしか停まらない。道路沿いには商店が並ぶが、線路沿いに商店が並ぶことはない。横川を出発して信越本線の線路だったところを舗装した遊歩道をあるいていくと、そういうわけで何もない場所が丸山変電所跡まで続く。途中、上信越自動車道の斜張橋の下をくぐるが、このあたりの何も無い感じがたいへん気に入った。

丸山変電所を過ぎるとほどなく霧積川橋梁を渡る。どういうわけだか知らないが、私は橋が好きだ。この橋はごくありふれた桁橋なのだが、とてもいいと思う。何がいいのかと問われても答えようがないのだが、何気なく深い谷を越えているところなどはしびれてしまう。さきほどの斜張橋のような大仕掛けのものも美しいとは思うのだが、どちらかというと関係者以外は名前もしらないような普通の橋が好きだ。霧積川橋梁を渡って、何もない気持ちのよい道を歩いていくと、ほどなく峠の湯という施設に到達する。ここは鉄道文化むらからのトロッコ列車の終点でもある。今の時期、トロッコ列車は一日5往復の運行だ。

峠の湯がある場所はアプト式時代の旧線と粘着運転が開始された新線とが分岐する地点だ。ここから先の遊歩道は旧線だったところである。新線のほうは草が生い茂り、線路を覆い尽くしていた。峠の湯は素通りして、先に進む。ただでさえ道行く人影は疎らだったのが、峠の湯を過ぎると更に人通りは少なくなる。無くなると言ってもよいほどだ。

すぐに横川を出て最初のトンネル1号隧道に入る。それほど長いトンネルではないのだが、トンネルを歩くというのはなんとなく緊張するものである。但し、この1号隧道は少しカーブしていて、すぐに出口が見えてしまう。出口が見えるのは一向に差し支えないのだが、今日のように暑い日は、トンネルのなかのひんやりとした空気を期待してしまう。その期待が期待だけで終わってしまうということだ。

トンネルは、煉瓦積みの内壁で、長年に亘って地下水が染み出している所為で、いい感じにその煉瓦が苔むしている。2号隧道も同じような感じだが、横川側3割程度が金属材とコンクリートで補強されている。この2号トンネルを抜けると眼前に碓氷湖が現れる。坂本ダムによって堰き止められた人造湖で、なんとなくそれらしい雰囲気だ。明日、この湖岸でイベントがあるらしく、会場設営作業がちょうど始まったところだ。遊歩道の崖上側には崖にせり出すように建物が建っている。さらに行くと喫茶店と雑貨店の看板が出ている。妙なところに店を出すものだと思いながら、そこは通り過ぎる。帰りに気が向いたら立ち寄ることにする。

碓氷湖を過ぎるとトンネルが連続している。3号から5号に至る3つのトンネルだ。5号隧道は少し長い。入ってすぐに長いと感じる。中の空気がひんやりしているからだ。それまで人通りが殆ど無かったのに、このあたりに来ると人の姿が多くなる。

5号隧道を抜けたところが碓氷第三橋梁、通称「めがね橋」である。途中、写真を撮りながら歩いてきたので、横川からわずかに4.7kmしかないのに、到着したのは出発してから1時間25分後の13時45分だった。この橋は全長91メートルの四連アーチ橋で川底からの高さは31メートル。現存する煉瓦造りの橋としては国内最大規模で、他の鉄道関連施設と共に「碓氷峠鉄道施設」として重要文化財に指定されている。完成当初は強度不足が問題となったらしいが、見た目にはそのような脆弱さは感じられず、それどころか妙に安心感を覚えるほどだ。橋の上から下を見下ろすと道路が走っており、駐車場もある。ここに至る直前のトンネルあたりから人の姿が増えたのは、車で来て遊歩道に登ってきた人たちなのだろう。道路近くの橋脚部分には落書きが見られる。このあたりにはニホンザルが生息しているそうなので、おそらく猿の仕業だろう。人間の姿をしていても、まともな教育の無いものは猿と同じなので用心しなければならない。

遊歩道は橋を渡りきったところまでである。この先も遊歩道として整備する計画があるのだそうだが、年代物の鉄道軌道なので整備が容易ではないらしい。めがね橋を上から見たり、下に降りて見上げてみたりして、14時05分に来た道を引き返し始める。

碓氷湖の近くに看板が出ていた喫茶店を訪ねてみる。手作りのケーキがあると書いてある。遊歩道を外れ、急斜面を上り詰めたところはログハウスの雑貨店だ。中には木の実を加工した小物類とか手書き風の絵葉書とか古い写真の絵葉書などが並んでいる。隣にもう少し大きなログハウスがあり、そこが喫茶店だ。これらの店の遊歩道からのアプローチは裏口にあたる。遊歩道で看板とその背後に続く獣道のような細い急坂を見たとき、「来るなら来てみろ」といわんばかりの構えだと、面白く思ったのだが、やはり正面は国道18号に面している、ごく普通のドライブインのような店だった。めがね橋に向かう途中、崖からせり出しているように見えたのは、同じ敷地内にある、かつてドライブインだった建物だ。駐車スペースの片隅に少し離れて2つの犬小屋があり、それぞれに小屋の主がぐだぁっとしている。何度も書くようだが、とにかく今日は暑い。

店の入り口は上から下まで硝子が入った扉だ。中を覗いてみると客は誰もいない。奥のテーブルでおそらく私と同世代かやや若いくらいの女性が木の実を使った小物を作っていた。
「こんにちは。暑いですねぇ。」
と言いながら扉を開けて中に入る。店のひとはそれまで作業していたものを片付けてカウンターの中に入り、お冷とおしぼりを持ってくる。テーブルにあるメニューから手作りだというチーズケーキと深煎りだというブレンドコーヒーを注文する。コンロに火を入れ、コーヒーの仕度が始まる。豆を挽くところから始まる。ちらっとカウンターの中を覗くとカリタのドリッパーが見えた。ハンドドリップのようだ。

店の名前はMINI MINI。店内にはMINIの写真が何枚も貼ってある。奥の棚には「CG」のバックナンバーがびっちりと並んでいる。店の人のご亭主が車の愛好家なのだろう。

この店を始めて今年で25年になるのだそうだ。かつてはドライブの人やバイクのツーリングの人たちが客だったが、特にバイクの客は年々減って今では殆どいなくなってしまったという。10年ほど前に遊歩道が整備されると、ハイキング客が増え始め、今では客の殆どがハイカーだそうだ。そのハイカーも5年ほど前をピークに減っているという。

一年のうちでは、5月の新緑と10月の紅葉の時期が人の往来が増えるという。今の時期は暑いので人通りはそれほど無いのだそうだ。そんなこんなで、四方山話を交わしながら、この店には14時20分から15時まで滞在した。ケーキもコーヒーもおいしかった。

店を出て雑貨店の脇を通り抜けて崖の坂道を遊歩道へと戻る。そこからすぐに遊歩道を外れて今度は碓氷湖へと降りていく。めがね橋へ向かうときには、トラックから資材を降ろしているところだったが、今は大きなテントが張られ、中に椅子やテーブルが並べられつつある。その設営が行われている広場のようなところには何台か観光客のものと思しき車が駐車してあるのだが、人影は疎らである。なにがあるわけでもない、ただのダム湖だ。

遊歩道に戻り横川を目指す。峠の湯のところで、ちょうどトロッコ列車がやって来るところに遭遇した。横川には転車台が無いので、機関車が客車を押す形で近づいてくる。かなりゆっくりとした速さで、遊歩道を走りながら、走行する列車に乗っている家族の写真を撮っている人がいるほどだ。

峠の湯から横川にかけては、往路では遮るもののない日向のなかを歩いたが、復路では上信越自動車道の斜長橋と鉄道文化むらの間が切り通しになっていて、その区間だけは日陰になっていた。少しほっとする。復路は下り坂の所為か、往路に比べると歩みが速い。碓氷湖を出て30分ほどで鉄道文化むら前に到着。時刻は15時50分だったので、鉄道文化むらに入場することにした。

入場してすぐのところに資料館兼事務棟となっている建物があるが、それほど目を引くようなものは展示されていない。広々とした敷地内に展示されている実機を眺めながら散策するというのが、ここでの楽しみ方ではないだろうか。国鉄が民営化されて鉄道車両はデザインに遊びが出てきたように感じられる。ここに並んでいる車両は多くが国鉄時代に完成したもので、塗装こそ民営化後のものもあるが、やはりそういうものは取って付けたような感が否めず、造形と色使いというのは一体のものだということが改めて確認できる。個人的にはカラフルな現在の車両よりも国鉄時代の実直な感じのするもののほうが好きだ。電気機関車にしても小豆色のただの箱のようなものがカッコいいと思う。

暑いなかを鉄道車両を眺めてうろうろする、という状況で、ふと昔訪れたニューデリーのNational Rail Museumを思い出した。出張でインドを訪れたとき、たまたま土日をはさむ日程になっていて、この間は自由行動だった。このときに滞在していたのがTaj Palace Hotelで、ふらふらとあてもなくホテルの周りを散歩していて偶然見つけたのが屋外型の鉄道博物館だった。インドの鉄道博物館ということで、年代物の実機は殆どが英国製だった。大学の卒業旅行でインドを訪れたのが1985年で、このときの出張は1995年。ヨガを始めたのが2005年、という具合に、5のつく年はなにかとインドに縁がある、と思っている。なんとなく、2015年もインドに関係したことが身に起こるような気がして、楽しみにしている。

鉄道文化むらは17時閉園だ。16時30分には正面入り口が閉鎖されるので、帰りは閉園15分前だったので通用口から外に出る。夕食もこちらで済ませていこうと思い、駅前のおぎのやに入る。昼とはちがって客は私以外に2組だけだった。売店で食べる釜めしと店舗で食べるものとで何か違いはあるのだろうかと思いながら、釜めしを注文した。売店で売られているものと同じものが出てきた。

帰りは横川発17時12分の高崎行きに乗る。車内は7割以上が空席。行楽帰りらしい人たちばかりである。高崎で18時ちょうど発の上野行き普通列車に乗り、赤羽で下車。赤羽では19時38分発の埼京線新宿行きに乗って池袋には19時46分に着いた。

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