イタリア・アオスタの谷で ④ ー 「 別世界の時間、家族との時間」

2016年01月22日 | ドイツ・ヨーロッパの「旅」

2016年1月5日
 


イタリア・モンテローザ山群、約3000mからの風景です。
雪模様の日が二日続いた後、今日は青空が広がり、スキー日和に
なりそうです。



新年の家族スキーの四日目、57歳に向かう僕は節々の痛みにも
腰痛にもなんとか負けずに、次男と2時間のスキーレッスンを
受けました。



スキーの先生は1m90㎝を超える長身のニコラさん。このアオスタの
谷の生まれで、オーストリア、インスブルック出身の奥さんとは
三人の小さな子供さんがいるそうです。



スキーが上手なのは当たり前、実に懇切丁寧な教え方で、僕も次男も
前傾姿勢やカーブの際の体重移動など、苦手な部分を直してもらいました。
二人で2時間のプライベートレッスン、日本円に換算すると約14000円
でした。決して安くはありませんでした。



でも、普通に生きれば人生70年か80年、山の時間、スキー、家族との
時間、年をとっても体を動かすこと、新しいことを習うこと、こんな
ようなことが、どの位好きか嫌いか、人生の中でどの位大事なのか、
そういうことにモノの高いか安いかも相当左右されるのだと思います。




モンテローザ山群、このアオスタの山々は、ミラノから車で約2時間、
今日は北イタリアの冬休みの終わりで、沢山の日帰り客が新年のスキー
を楽しみに来ています。
家族連れもペアも中高年もいろいろ、本当に
色とりどりです。





共通しているのは、皆、昼休みの時間をたっぷりとること、ご飯を
しっかり食べること、そして「今日は愉しい日だなぁ!」という
明るさに包まれた雰囲気です。





今日の午後は、僕も山の太陽と雪の光でノンビリと日光浴、スキー
をしない妻と「寄る年波の楽しさ」をゆっくり過ごそうと思います。 




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「冬のヒマラヤ登山。ベースキャンプへ向かう一人の女性アルピニスト
と、幾つもの山行を共にしてきた老年のシェルパ。」





午後になってスキーの疲れで腰がめったやたらに痛くなってきた僕は、
そんなモチーフを思い付き、妻と二人でガービエットヒュッテの
山小屋から小一時間、夕方から雪の中の散歩、何枚かの写真を撮りました。
その後、僕の腰はもっと痛くなりました。夜は小屋の狭いベッドで
寝返りを打つのにも、小さな悲鳴を上げるほどでした。
それでも自業自得とは思わず、「やっぱり、山は楽しいなぁ」
と思いつつ、体力増進、基本的な体幹の鍛え直しを心に誓いました。







僕達にしては珍しい写真です。
いつもこうして仲良くしているのが、本当は一番良いのだと思います。
(自営業なので、家での会話はつい実務に押されがちです。
よく反省しなければなりません。)





次男や末娘もちょうど午後のスキーから帰ってきたので、今回の
記念写真を撮りました。

妻と末の娘は明日の朝、一足早く山を下ります。
午後からは息子達二人と久し振りに「父子、男達三人の旅」となります。
体力的にはもう昔のようにはついていけませんが、24才と22才の二人と
体を動かしながら、まるまる三日、いろんな話が出来そうで、それもまた楽しみです。  


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