「54基の狂気の土壌-刹那の中に生きていくこと」

2014年05月11日 | ドイツの暮らし





ドイツ、ベルリンで行われた市民や政治家が一体となった大きなデモの様子です。

テーマは「エネルギーシフトを後退させるな‼︎」です。
このところ、ドイツでは積極的な推進派が経済優先論者や慎重派の主張に一方的に
押され気味で、だいぶブレーキがかかっています。

それでも、まだまだ本当の深刻さはありません。
写真には緑の党の元党首のトリティンさんや
日本でもよく知られたヘーンさんの明るい笑顔が見えます。







そんなドイツの事情はひとまず横に置いても、
昨今の日本の原発再稼働の議論はあまりにナンセンスだと思う。
その根っこはどこにあるのだろうか?
多分、それは現代日本の日常にによほど深く根ざしたことだろう。

毎日の生活の中で自然とのつながりを失い、社会生活の中では
追従と沈黙を良しとし、日常的には過度に経済労働に励み、
仕事をしない時にはバカなお笑いと利便性の中に埋れ、
人生の多くを刹那の中に生きていくこと。54基の狂気の
土壌。
それは今だに変わらない。


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