意志が弱いとのんびりも出来ない。

2015年04月24日 | 随想



春の緑の中、本当は一日のんびりしていたかった。
それが出来ないのは、毎日の暮らしを組み立てるしっかりとした
意志が自分の中で、まだ十分ではないからだろう。
現代社会、人は意志が弱いとついつい仕事に流される。

僕もなんでこんなに仕事を毎日しているのか、時々自分でもさっぱり
分からない。「働き盛り」はとうに過ぎた。五十代半ばにもなって
自分の大切なことを置き去りにして、日常の仕事に流されていては
どうしようもない。



そんな気持ちでいたので、せわしくてもお昼ご飯くらいは丁寧に作りたい
と思ったのだろう。もうひとつ、春の緑をたっぶり入れたいと感じていた
ところもあったのだろう。妻と二人で食べるときになって、そんなことに
気がついた。




春は何と言っても緑だと思う。
生活の中に緑がないと本当に寂しいし、仕事ばかりしていると
気持ちの落ち着く場所もない。下手をすると人生をすってしま
いかねない。