春の日の桜ご飯

2015年04月14日 | ドイツの暮らし

 



ドイツに永く住むことを腹に決めて、自宅の大掛かりな改築を
してから、約7年経ちました。その時にドイツ語で
『家族の木/ファミーリエンバオム』と名付けて植えたのが、庭の
真ん中に今、独り立ちしている桜の木です。三人の子供達も
まだまだ小さい頃でした。当時はるばるイタリアから取り寄せて、
皆で大騒ぎをしながら食事をしたことをよく覚えています。

今日はその桜がまさに満開、春の青空が広がっています。
「こんな日はめったにないのだから、仕事も早く切り上げて
春の日の桜ご飯。」と決め込みました。




今日は一番下の娘が料理担当、いろいろ野菜のオーブン焼きを
たっぷり作ってくれました。息子たち二人がいないのは残念ですが
毎年恒例の桜の下での写真と相成りました。



日差しが明るくてももう午後の九時。風が冷たく慌ててスカーフを
巻きましたが、後から見るとまるで涎掛けのよう。20年前の
子供たちの姿を真似したのか、20年後の自分の姿を先取りしたのか、
どちらなんでしょうか?
妻の将来を見透かすような目が印象的でした。 



水に浮かぶ桜の花びらも、今日は明るい姿でした。