昨日、ドイツ副首相のべスターベレ氏がパートナーのモンツ氏と
2001年の改正法に基づき、ボン市の役場で正式婚、入籍を済ませた。
僕の地元の、かなり保守的な地方紙「ライニッシェ・ポスト」でも
祝福の想いを込めた明るい報道の仕方だった。
政治家としてのベスターベレ氏は強烈な性格で、昔から問題発言も多い
僕自身も彼の政治的思想には賛成できない事が多々あるが4、5年前
から自分の同性愛を公けにかつ堂々と明るく語り、個人、一市民として
の勇気を示したと思う。また、それによってドイツの同性愛者たちに
とってもポジティブ、励みになるような社会的貢献をしたと言える。
他方、つい最近の日本では若い芸能人、俳優の瓜田氏(僕は全く知らない
人だ)が同性愛者というだけでカップルに突然の暴行を行い、自分の
ブログの中でそれをひけらかし、更なる言葉の暴力を働く事件があった。
事件の現場となった吉野家は、このような差別思想に基づいた
暴力行為に直接の反応を示さず、最後まで曖昧な企業態度を取り続けた。
僕は日本とドイツやヨーロッパを直接比較する考え方はあまり好き
ではないし、この、日本人が明治以降親しんで来た比較モデルや
思考パターンは、ますます役に立たなくなってきていると思う。
それでも今回の件では、ドイツの社会が基本的に開放系であり
個人の自由度が高い側面が良い形ではっきり出たと感じるし、
片や日本ではという思いが非常に強かった。
日本のサービス業や大企業の保身主義、因習へのとらわれ、そして
何よりも瓜田氏のような人を人とも思わないような行動。
暗い気持ちになるとともに、一種の恐ろしさを感じる。
2001年の改正法に基づき、ボン市の役場で正式婚、入籍を済ませた。
僕の地元の、かなり保守的な地方紙「ライニッシェ・ポスト」でも
祝福の想いを込めた明るい報道の仕方だった。
政治家としてのベスターベレ氏は強烈な性格で、昔から問題発言も多い
僕自身も彼の政治的思想には賛成できない事が多々あるが4、5年前
から自分の同性愛を公けにかつ堂々と明るく語り、個人、一市民として
の勇気を示したと思う。また、それによってドイツの同性愛者たちに
とってもポジティブ、励みになるような社会的貢献をしたと言える。
他方、つい最近の日本では若い芸能人、俳優の瓜田氏(僕は全く知らない
人だ)が同性愛者というだけでカップルに突然の暴行を行い、自分の
ブログの中でそれをひけらかし、更なる言葉の暴力を働く事件があった。
事件の現場となった吉野家は、このような差別思想に基づいた
暴力行為に直接の反応を示さず、最後まで曖昧な企業態度を取り続けた。
僕は日本とドイツやヨーロッパを直接比較する考え方はあまり好き
ではないし、この、日本人が明治以降親しんで来た比較モデルや
思考パターンは、ますます役に立たなくなってきていると思う。
それでも今回の件では、ドイツの社会が基本的に開放系であり
個人の自由度が高い側面が良い形ではっきり出たと感じるし、
片や日本ではという思いが非常に強かった。
日本のサービス業や大企業の保身主義、因習へのとらわれ、そして
何よりも瓜田氏のような人を人とも思わないような行動。
暗い気持ちになるとともに、一種の恐ろしさを感じる。