30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

根深ネギをポワロービネグレットソースで

2018-12-18 | 冬ネギ
 旬を迎えた根深ネギー石倉太ネギ(左)と赤ネギ(右)
 
根深ネギを使ってポワロービネグレット(Poireaux vinaigrette)なるものをつくった。これがうまかったという話。
 
冬に旬を迎える根深ネギ。うまいのは12月から2月にかけての厳寒期。冬ネギのとろりとした甘い食感は堪えられない。これにくらべて夏ネギのあのごりごりとした固い歯触りはどうも苦手だから冬ネギばかりを作る。

栽培しているのは根深ネギの下仁田ネギ、赤ネギ、石倉太ネギの3種で、このところこれらの品種に落ち着いている。今年の出来は近年になくすばらしい。白い部分(葉鞘部)の長さといい、太さといい、見ほれるほどだ。

この冬ネギの栽培には14カ月かかる。前年の10月にタネをまき、ことし6月に植え替えてから徐々に土寄せを行い、葉鞘部を伸ばしていき、収穫は11月からできるのだが、うまくなるのは寒さがやってくる12月からになる。

この冬ネギを、毎年長さ12メートルの畝に3列、あわせると長さ36メートルのウネに3種を栽培してきた。好きだとはいえ、家庭菜園にしてはかなりの量を作っている。つくりすぎである。これらを2月までに食べないといけない。

ネギを大量に食べるには鍋物がいいし、うまい。しかし飲んべえにとって鍋はせわしない。できたら敬遠したいのが本音である。そうなるとうまいネギを大量に食べることができない。これはネギばかりではなく、ほかの野菜でもそうなのだが好きなものはつい多くつくってしまい、食べるのに追われる。だからいつも大量に消費する調理方法ないものかと頭を悩ます。
 
ネットで検索していたら「ポワロービネグレット」に出合った。「ポワロー」? 「ああ、あのネギか」としばらくして気がついた。ポワローネギ、別名「西洋ネギ」とも「リーキ」ともいう。これも根深ネギで、太さは倍近くあって存在感がある。これに「ビネグレットソース」をかけて食べるのだという。なんのことはない、このポワローネギは昨年栽培していた。立派なものを収穫できた(下の写真=2017年12月15日撮影)。しかしおいしい調理法が見つからずほとんどを無駄にしてしまったのだが、買えば高いという。


このポワロービネグレットは、ポワローネギの代わりに下仁田ネギを代用できるという。それならと、早速つくってみることにした。だが下仁田ネギは未収穫で、いま物置きにあるのは石倉太ネギと赤ネギ。同じ根深ネギだからこれらを使ってみよう。ものは試しである。

レシピ。最初だから、だれかさんが投稿したレシピを選んで忠実に作る。
・葉鞘部を10センチぐらいに切りそろえる。タッパーに入れて保存することを考えての長さである。
・15分ぐらいやわらかくなるまで茹でる。
・茹でている間にビネグレットソースをつくる。これはフレンチドレッシングのことで、市販のもので代用できるという。最初だからきちんとソースをつくってみる。オリーブ100㏄、酢20㏄、マスタード大匙1、塩コショウを少々。穀物酢なら砂糖を少量加える。
・茹であがったら水を切る。試しに味見。冬ネギ特有の甘さ。ソースなしでも旬の根深ネギは、もうこれだけでかなりけいける。これにビネグレットソースをかければ出来上がり。

はたして? これがうまかった、自分ではかなり気に入った。酢とマスタードを増量したほうがわたくしの好みの味になるし、繰り返しつくることで好みの味ができそうである。
 


残りはタッパーに入れて冷蔵庫で保存。
 
 
料理好きな人ならポワロービネグレットなんて知っていて当たり前なんだろうが、この年になってたまたま知り、自分でつくってみてかなり気に入った。しかも簡単にできて、根深ネギのうまさをシンプルに味わうことができる。これなら根深ネギを大量に食べられそうだ。この冬はこのレシピが活躍しそうな予感がする。 

     
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