30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

厳寒期のチヂミホウレンソウは厚く、甘く、濃く

2019-01-03 | ホウレンソウ


2019年がスタートし、このブログは14年目に入った。これまでの13年間での投稿本数は2813本。野菜づくりは1年周期、1年が過ぎると振り出しに戻りまた同じことの繰り返しの作業になる。それを繰り返し書いているとどうしてもマンネリになる。それなのに運営のGOOブログから毎日報告のある「訪問者数」を見ると、見てくれる人は減ることがなく、ずっと同じレベルを維持していることが不思議でならない。

長くブログを続けることができたのは、ネタが豊富だということに尽きる。知人にむずかしいことを書いているのがいたが、すぐにネタ切れで長続きはしなかった。やはり、ことしも肩がこらない、たわいない話を書いていくことにする。心配は、年をとってかなりぼけてきたこと。支離滅裂の内容だな、という声が耳にはいったときがやめどきである。

年末はなにもしないで、じっとしていても年は越せる。それなのにがんばってしまう。その反動か、正月3が日はボーっと過ごしてしまった。それでも新しいカレンダーを見ながら、今年の遊びの予定を考える。年も年だし、それに年年、猛スピードで時間が通り過ぎていく。残された時間は目に見えている。この年まで身の程に遊んできた。それでもやり残したことは多くある。といっても大したことはないのだが、悔やむことがないようほんの少しでも実現できるようがんばってみたいとは思っている。年をとったからといっても、どんな1年にするかは本人の意思しだい。

正月を迎えるためわが家の食糧備蓄はすごい。だれがこんなに食べるんだという状態で、冷蔵庫もパントリーも食料であふれている。冷凍できるものはいいのだが、野菜はそうはいかない。

冬野菜の旬は1月から2月。いまの厳寒期がいちばんうまくなる。寒さで見た目は悪くなるものの、それに騙されてはいけない。

その筆頭がチヂミホウレンソウ。寒さに当たってこそうまくなる。ここにきて本領発揮といったところだ。葉は厚くなり、甘みが増し、濃厚な味わいになる。

チヂミホウレンソウを食べたらほかのホウレンソウは食べられなくなる、というのはわたくしの好みなのだが、けっして大げさではなく、この数十年こればかりつくっている。ほかのホウレンソウは葉がうすく、ペラペラとして頼りない食感で、なんとももの足りなく感じられるものだ。

このチヂミホウレンソウが年の初めの野菜になる。お雑煮の具材として登場した。


2019年はどんな本に巡り合えるのか。またも年寄りの世迷い言になるが、視力が弱くなり、集中力も続かず、読むスピードがかなり落ちた。それでも期待を込めて読む。

2018年の読書

2018年12月の読書 
・ヨーゼフ・メンゲレの逃亡(オリヴィエ・ ゲーズ著・東京創元社)
・葵の残葉(奥山景布子著・文藝春秋)
・凍てつく太陽(葉真中顕著・幻冬舎)

2018年11月の読書
・源氏物語(中)(角田光代訳・日本文学全集05 池澤夏樹=個人編集・河出書房新社)

2018年10月の読書
・バッタを倒しにアフリカへ (前野ウルド浩太郎著・光文社)
・じっと手を見る(窪美澄著・ 幻冬舎)
・街道をゆく14<南伊予・西土佐への道>(司馬遼太郎著・朝日新聞社)

2018年9月の読書
・織田作之助作品集2(織田作之助著・沖積舎)
・織田作之助作品集1(織田作之助著・沖積舎) 
・街道をゆく17<島原・天草の諸道>(司馬遼太郎著・朝日新聞社)
・文字渦(円城塔著・新潮社)

2018年8月の読書
・ファーストラヴ(島本理生著・文藝春秋)
・百年泥(石井遊佳著・新潮社)
・街道をゆく16<叡山の諸道>(司馬遼太郎著・朝日新聞社)
・それまでの明日( 原尞著・早川書房) 

2018年7月の読書
・本のエンドロール(安藤祐介著・ 講談社)
・日本SF傑作選6 半村良 (ハヤカワ文庫 JA)  
・作家がガンになって試みたこと(高橋三千綱著・岩波書店)
・花殺し月の殺人―インディアン連続怪死事件とFBIの誕生(デイヴィッド・グラン著、倉田真木訳・早川書房)

2018年6月の読書
・土の記(下)(高村薫著・新潮社)
・土の記(上)(高村薫著・新潮社)

2018年5月の読書
・わたしは英国王に給仕した(フラバル著 阿部賢一訳 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 河出書房新社)

2018年4月の読書
・苦海浄土3部作(石牟礼道子著 池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 河出書房新社)

2018年3月の読書
・名誉と恍惚(松浦寿輝著・新潮社)
・火定(澤田瞳子著・PHP研究所)
・虎の牙(武川佑著・講談社)

2018年2月の読書
・海松(稲葉真弓著・新潮社)
・僕が殺した人と僕を殺した人(東山彰良著・文藝春秋)
・機龍警察 暗黒市場(月村了衛著・早川書房)
・アメリカ黒人の歴史(ジェームス・M・バーダマン著、森本豊富訳・NHKブックス)
・監督の問題(本城雅人著・ 講談社)

2018年1月の読書
・地下鉄道(コルソン・ホワイトヘッド著・谷崎由依訳・早川書房)
・銀河鉄道の父(門井慶喜著・講談社)
・いくさの底(古処誠二著・ KADOKAWA)

⇒2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年の読書一覧


      
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