30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

厳寒期は切り干し大根づくりに励む

2019-01-13 | ダイコン

厳寒期の1月は畑の冬野菜をたっぷり食べる時期である。なにも無理してまで食べることもないとわかっていて、無駄にしないようについがんばって食べてしまう。これがかなりプレッシャーになる。これは冬場にかぎら年中そうである。要は作りすぎるからこうなる。

1月は冬野菜の旬。なにがうまくなるかって、それは甘くなること。調味料の甘さではなく、天然の甘さを味わうと、しみじみとこれが滋味というんだろうなと納得する。葉菜類だって根菜類だってみんなそうなる。さてなにから手をつけようか。

12月からたっぷりというか、追われるように食べているのが根深ネギ。試しにと作ってみたポワロービネグレットがうまかった。なんとかの一つ覚えみたいにそれからというもの食べてしまうとすぐに作っている。根深ネギの作り置きができて大量に食べることができる。いいレシピに出合ったものだ。スーパーのネギは貧弱ながらいい値段がする。それに比べたらわが家のネギはかなり上等で、これが食べ放題というのだからぜいたくと思ったほうがいいのだろうが、そうではなく畑のネギを2月までにできるだけ減らそうと努力しているに過ぎない。

つぎはダイコン。畑に埋め戻して30本ほど保存してある。これだって少しでも地温があがると一気に質が悪くなるから、早めに食べるに越したことはないのだが、食べきれないのがわかっているからこの1月の厳寒期にほとんどを切り干し大根にしてしまう。長いことやっているが1月が一番適していると思う。

切り干し大根づくりは天気と相談する。週間天気予報を見て晴れが続くのを確認。晴れて北風が強いのが切り干し大根づくりの最適の条件になる。

作業は5本ずつ3回に分けて行っている。15本全部を一度に千切りできればいいのだが、集中力が続かないからだ。

まずは5本を持ち帰って開始。皮を厚めにむいて千切りする。これが苦手。千切りにする器械を買おうかなといつも思うのだが、大した本数ではないからと自分に言い聞かせて人力で切る。たしかに5本を切るのなんか慣れればすぐに終わるのだが、指を切らないように集中力は欠かせない。

あとは竹ざるに広げて干すだけ。水分をたっぷり含んだ千切りは、竹ざるに直接敷くと乾燥してピタッとくっついてしまい、なかなかはがしにくくなる。そこで初日は新聞紙を下にして干す。これでかなり水分が吸収される。直接竹ざるに干すのは2日目からにしている。

乾燥は、長くても1週間あれば完全に干しあがる。風が強ければ4日で仕上がる。真っ白いダイコンがほんのりと黄色く変化する。完全に乾燥できたのを確認したら、ジップロックの袋に入れて冷蔵庫に保管する。

いま乾燥させているのがそろそろ完成だ。そうなると2回目だ。きょうにも畑に行って5本ほど持ち帰り、また切り干し大根づくりに励む。


     
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