30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

冬カブの甘さが引き立つ“みぞれ椀”

2019-01-16 | ダイコン

本屋でNHKテキスト「きょうの料理・1月号」の特集が目に飛び込んできた。“野菜をたっぷり食べるワザ”。作りすぎた野菜を食べるのに躍起になり、いつも大量消費のレシピを追い求めているわたくしには、魅力的なタイトルである。手に取ってページをめくる。みんなうまそうだが、知識も技術もないものにはややハードルが高い。買わなかった。たぶん後悔するだろう。

なんだこりゃ? 冒頭の写真はカブのみぞれ煮である。先に言っておくが、カブをすり下ろした中に、表面の半月形のものはこれもカブである。モチでもダイコンでもない。

ドバーッと食べるレシピをさがして、レシピに首っ引きになって下手なりに作っている。ホウレンソウ、根深ネギ、ダイコンに続いて、こんかいはカブ。これだっていまがいちばんうまい時期なのに菜園にはだいぶ残っている。

残っているといっても、自分でできるのはカブのスパゲティぐらいなもの。それにしたって使うのはせいぜい3個ぐらい。なにかこれでもかとカブを使うレシピはないか。それほど困っているのならと神様が導いてくれたのか、書店で次に手にしたのが「dancyu(ダンチュウ)・2月号」。そこにカブの“みぞれ椀”が載っていた。みぞれ椀からダイコンのみぞれ鍋を思い出した。これならカブだって大量に使えそうだ。レシピを見る。自分にできそうだ。

材料はカブだけというシンプルさ。これは簡単にすばやくできた。大量に作るものではないとわかってはいるが、カブが余っているからまずは15個でためしに作ってみた。見た目は地味だがこれは冬カブの甘みを味わうことができる一品であった。舌に、体にとても優しい味だ。心だってなんかおだやかになる。しみじみとカブのうまさをかみしめる味であった。だいぶ鍋に残っている。冷めたものを口にするとカブの甘さがいっそう感じられた。


     
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