30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

出芽がそろわない秋作ジャガイモ

2020-09-23 | ジャガイモ

8月21日植えつけたジャガイモ。9月中旬の出芽状態。
上がアンデス赤、下がデジマ

秋作ジャガイモは2017年から始めた。今年で4年目になる。いまだにてこずっている。うまくいく年もあればそうでない年もあって、修行中といったところだ。

春作ならだれでも失敗なく手軽に栽培できるジャガイモ。だが秋作となれば、天と地ほどの差がある、といえばかなり誇張したいい方になるのだが、これまでの経験からすればかなり難しい。それだけに周辺で秋作をやっているのは知り合いの農家一軒とわが菜園だけになる。

これまで難度の高い野菜は試行錯誤して、まあすべてできるようになっているが、残された最後がこの秋作であるといっていい。

さて2020年の秋作である。ことしは秋作ジャガイモの出芽が揃わない。どうしたのだろう。植えつけたのはアンデス赤とデジマ、それに今回初めてキタアカリを少々加えた。

ことしは芽出しをしないまま、ためしに植えつけた。種イモはいずれも6月に収穫し、貯蔵していたものを使った。

植えつけた8月21日の時点で、デジマとアンデスレッドの種イモは少しでも芽が出ているものだけを選抜して植えつけた。キタアカリの種イモはまったく芽が出て状態だった。

そして9月の中旬。
地上に芽が出てきた。一斉にいうわけではなく、わずかでしかない。そうなると心配する。居ても立ってもいられず、種イモの状態を掘り出して一個一個確かめた。こんなことができるのも、種イモの数が全体で70個と少なく手間がかからないからだ。

アンデス赤は、地上に芽を出してきているのはわずかだが、地中ではすべてが芽も根も出ていたのをたしかめた。地上に姿を現すのはまもなくだろう。一部が遅れているだけだと知ってひと安心。

デジマがだめだった。掘り出してみると半分ぐらいが腐っていた。秋作の種イモは腐敗を避けるため分割しないまま植えつけている。それでも腐る。たしかめたのが正解だった。それをしないでいたら、いつまでたっても芽が出てこないことになる。腐った種イモに代わって芽がきちんと出ている新しい種イモをすぐに植えつけた。

キタアカリは9月中旬の時点で、出芽がしているものは1個だけ。これではだめだと出芽していないのは掘り出し、アンデス赤に入れ替えた。

上の画像は、9月中旬の貯蔵しているデジマ(左)とアンデス赤(右)の出芽の状態。これだけ出芽している。当然ながら植えつけたのもこの程度は出芽しているはずと思っていた。

たしかにアンデス赤はそうであったが、デジマは個々でかなりの差があった。芽が出ているのを確かめて植え付けているのに、差が出てくるのがどうにもわからない。

すぐにできることは、出芽が遅れている種イモに代わって、貯蔵しているものの中からしっかり出芽しているもの選んで差し替えることだった。

秋作の栽培期間は限られている。ことしは出遅れ気味だ。その中で大きくしていくのだから生育が遅れれば結果はたいがい知れる。

秋作の目的は、半年ごとに新鮮なジャガイモが食べられること、もうひとつは来春の種イモを確保することにある。今年の秋作は大きなイモが少なく、種イモに回す小さいものが多い、そんな感じかなと思っている。


      
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