梅雨空になるとタマネギの収穫になる。ことしは400個取れた。例年より100個多い。狭い菜園でもこれだけ取れるとなんか満ち足りたものを感じる。
品種は晩生種の「奥州」。昨年9月4日にタネをまき、苗を育てて10月30日に定植した。タマネギは定植したらまったく手間要らずだ。大変なのは苗づくりのほうである。これをさぼろうと思えば種苗店で苗を買ってくればいい。それを定植すればなんなくできるのである。
これではおもしろいはずがない。ということで、毎年タネをまいて育てている。苗づくりはむずかしい。納得のいく苗づくりができたのは過去3回ぐらいなもので、昨年がそのうまく行った年だった。多くの苗ができた。しかしスペースに限りがある。せっかく苦労して育てた苗を捨てるのがもったなく、無理して全部定植したから、400個もできてしまったというわけである。
収穫時期は6月上旬で、サインは茎の倒伏だ。いままでピンと立ってきたのが、へにゃと腰砕けになる。それっとばかりに茎を持って引っこ抜いていく。
抜き終わったら、玉の上の軸を5センチぐらいつけて切り落とし、根もハサミで切る。土が湿っている。このまま家に持ち帰らずに畑で乾かすことにした。きのうの作業はここまで。
きょうは家に運び込んで、乾燥して貯蔵する。問題はその場所だ。家の建て替えで貯蔵する物置がいっそう狭くなった。昨年はどうにか収まったが、床一面に隙間なくタマネギだらけになった。それが今年は400個に増えたのだから、貯蔵する前に近所にまずはおすそ分けして数を減らさなければならない。