30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

台風が落とした梅でジャムづくり

2012-06-21 | ジャム

台風4号に菜園は痛めつけられた。被害状況はきのう書いた。キュウリやナスなど果菜類が実を結び、収穫できるようになった矢先だけに、強風による倒伏には困った。周囲のどこの菜園も被害がひどい。ひとつひとつ“復旧”に取り組んでいるが、菜園に立ったときは被害を目の当たりにして、どこから手をつけたらいいのかわからないくらいだった。

続いてきのうの午後は、台風が落とした梅でジャムづくりをした。

梅ジャムづくりは例年この時期になる。昨年のこと、近所の農家でまるで杏のような梅に出会った。ジャムにしたらなんとも上品な味になった。梅も品種によって味が違う。こうなると今年もその梅を使いたい。
「ことしも落ちた梅を拾わせてください」
「ことしは梅が少ない。うちでは使わないからどうぞ。台風が来るからちょうどいいね」

たしかにタイミングよく台風が来た。強風で梅の実を落としてくれる。そしてきのう、畑で作業を済ませると梅拾いをした。あの強風だから大概の梅が落ちているはずだ。完熟梅ばかりではなく、青梅だって落ちていた。しかし少ない。それでも、ジャムづくりには十分な量である。何キロ㌔拾ったのだろう。4㌔以上はあるだろう。

農家の梅は昨年に比べて今年は不作になった。それに昨年と違って見た目が悪い。どうしてこうなるのか。これではひとつひとつ皮をむかなければならない。


完熟梅だけ選んでをジャムにする。未熟な梅は残し、2回目のジャムづくりにまわす。日を置いてまた作るのは面倒だが仕方ない。
皮をむいていると、たとえようのない、いい香りが漂う。これに気を良くして頑張る。自分の口に入れるだけに手間ヒマがかかっても面倒とは思わない。

むいた梅をホーロー鍋に移し、茹でてアクを取り、さらに濾し器で濾す。その際に種を取り出す。たまった完熟梅の果肉の色は、見とれるほどいい色をしている。これに砂糖を入れてとろみがつくまで煮る。あまり煮詰めすぎない。さらりとした状態で火を止める。

出来上がりがトップの写真だ。どうです、いい色でしょう。梅ジャムもすっかり私の定番になった。作業は段取り良くスムーズにすすむ。これで5月のイチゴジャムに続いて、6月も例年通りルバーブジャムと梅ジャムができた。


         

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