秋作の新ジャガーアンデス赤(右)とデジマ(左)
上高地河童橋の五千尺ホテルのライブカメラをいまも眺めている。冬になり穂高の山並みは真っ白に冠雪。静かな上高地を見ることができる。
12月9日に秋作の新ジャガを収穫できた。ことしもアンデス赤とデジマの2種類。
ジャガイモは春と秋の二期作。春作に比べると秋作は格段にむずかしい。秋作を始めたころは小さなイモしか収穫できない年がつづいた。試行錯誤してなんとかコツといったものをつかんだような気がする。そのコツを言葉で表現するのはむずかしいのだが。おかげでもう5年以上になるのだろうか、まともな秋作ジャガを取れるようになった。
とにかく出芽をさせないとはじまらない。暑い盛りだからこれがままならない。いまは9月初旬に植えつけている。生育期間は12月初旬までの3カ月間。出芽が遅れると生育不足になり、小さなイモばかりとなる。たいがいこれで失敗する。
ことしの秋作新ジャガの出来具合は昨年より悪いといえるが、この程度にできれば御の字だ。
秋作の収量は春作に比べるとかなり少ない。ひと株から取れる数が少ない。それでも半年ぶりに新ジャガが食べられる。それを目的に秋作をしている。この秋作ジャガは来春の春作の種イモにもなる。
6月に収穫した春作ジャガイモは11月になると芽が出てくる。いまも芽かきをすれば十分食べられるから、その地味な作業をしながら食べている。年を越すと腐ってくる。そこで秋作の新ジャガの登場となる。
ジャガイモの春と秋の二期作はおすすめする。その理由は年2回新ジャガが食べられることにある。