30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

1800グラムのヤツガシラ

2021-03-19 | サトイモ

ソメイヨシノが17日に開花した。こちらはまだ先だろうと高をくくっていただけに虚を突かれた。こんなにも早く開花するとは! 記憶では最速だろう。どっと一気に春がやってきたようで性急すぎる。もっとゆっくり楽しませてくれといいたくなる。

陽気がよくなり菜園仕事によく出かける。いま菜園は冬野菜から春夏野菜への端境期。収穫物はなく空っぽ状態。強いてさがせば、トウが立ってきた冬ネギと、小さな側花蕾をしつこく食べているブロッコリーだけとなっている。

知り合いの農家からヤツガシラをいただいた。かなり巨大だ。量ってみるとなんとなんと1800グラムもあった。塊がごつごつと盛り上がり、かなりの存在感を示す。立派で堂々として見た目がすばらしい。

サトイモづくりはかなりの腕前と自負している。毎年、どうだ!というサイズを収穫できている。ヤツガシラは1000グラムを超えるものが並ぶとうれしい。そのなかで何点か1500グラム前後のものがとれる。しかし1800グラムのものなんかいままで得たことがない。

一般の人がヤツガシラを見る機会はたぶん年末にスーパーに並ぶおせち用だろう。これだって1000グラムよりずっと小さいサイズで、こじんまりとしたものでしかない。

サトイモで大物となるのはタケノコイモとヤツガシラ。今期はすでに食べつくし在庫はない。もともとヤツガシラは好きなのだが、ことしはいつもの年よりうまく感じた。それだけに在庫がなくなってみると一層食べたくなる。

そんなときグッドタイミングで農家の知り合いからいただいた。このひとは「土垂」のほうが好物で、ヤツガシラはあまり食べない。ヤツガシラの大物が数多くとれたと聞いてはいたが、まさかこれほどの大物とは思ってもみなかった。最高のニコニコ顔でありがたく頂戴した。満面の笑みだったはずである。

感心するのは保存状態が極めていいことだ。イモ全体がしっとりとしている。この農家には温度、湿度等が調節できる保管庫があるからと納得するのだが、それにしても冬を越して傷みがほとんどない。まったくない。零細の家庭菜園派は、工夫してなんとか冬を越すのだが、2月、3月ともなるとイモに傷みが出てくる。しょうがないと思っている。それなのに農家のイモは完全な状態で保存できているのがなんともうらやましい。

さて問題はこれだけのおおいきなイモをどう調理するかである。半分でも十分すぎる。半分を使って残りを冷蔵庫へと思わないでもないが、一気に片づけた。皮をむくのだって手間がかかる。

サトイモはすべて煮っころがしにして食べる。形が崩れるくらいまで煮込むのが好みだ。特にヤツガシラはこうする。最後に汁気を飛ばして出来上がり。やっぱりというか、さすがにいつもと分量が違う。なんと大きなタッパーウェアに2つもできてしまった。どうやって食べるんだ。


      
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