30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

目を細めてニンジンの間引き

2011-04-16 | ニンジン

菜園を放り出して遊びまわっているようですね、それにしてもまめに書いていることに感心している、と知人からのメール。菜園のほうは準備万端で、タネをまいたばかりなのでいまは芽が出るのを待っているところだ。その合い間を利用してアウトドアを楽しんでいる。駄文とはいえ、たしかに山歩きの記録はまめに取っている。計画を立て、実行して、記録を取る。この3つをやると脳みそにしみ込んで忘れることはない。読み返すと、風景と喜びが瞬時によみがえる。団体に“くっ付いて”山を歩いていては、ニワトリの3歩と同じように翌日には忘れてしまうのでは。なんとももったいない。

今回の3回の山歩きで疲れを感じた。老いぼれになると疲れは遅れてやってくる。情けないという思いとともに、こればかりはどうしようもないと自分を慰めている。70を過ぎても元気に山を歩いている先輩と道で会った。「70を過ぎると、元気なようでも心身ともにがくんとくるからね。見た目も年寄りくさくなる」。これはよく聞く言葉だ。やりたいことはたいがい70までにと、そういう。私の人生も70がめどである。元気だからこそ遊べるし、お金も有効に使える。だから元気ないまのうちに、残された両手に欠ける年月を遊んであの世に行こう。神様お願い。そう思っている。

うまくいったな。ニンジンが芽を出してくれ、1回目の間引きをした。2月6日に、黒マルチを敷き、穴開きビニールをトンネル掛けしていた。ニンジンは夏まきばかりしてきたので、この「厳寒まき」ははじめての経験だった。

なかなか芽が出てこない。こんな保温では芽が出ないのだろうか。いつもはせっかちなくせに、失敗してもともともとだと思っていたのでじっと待つことにした。なんと芽が出てきたのである。1カ月以上かかった。日に日に暖かくなるから、それからは順調だ。ニンジン栽培で一番むずかしいのは芽を出すこと。これをクリアした。きれいに芽を出してくれた。いい腕しているね、と目を細めて眺める。

これで予定の100本は収穫できるだろう。芽が出たら、次のステップは間引きだ。1回目は3ぐらい残し、2回目に1本にする。これでニンジンの世話はおしまい。あとは収穫を待つことになる。間引きは中腰の姿勢でやる。腰が痛くなる。面倒でもやらねばならない。遅れないように、思いきりやることだ。


 

        

 


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