30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

満点キャベツ

2007-12-27 | キャベツ

昨晩の尾籠な話にお付き合いを。正面の窓ガラスの前に都心のまばゆい夜景が広がっている。そのきらびやかさといったらない。見事な光の世界だ。ここは世界初の6ツ星ホテルに認定された「マンダリンオリエンタル東京」 の38階のトイレ。小便器に向かうとこの世界が突然眼下に広がる。そこに身を置いて用を足すのだから落ち着かない。戸惑うといったほうがいい。出るものも 出ないのではと心配になる。ここか、とすぐに納得した。ここのトイレはホテル開業時に話題になった。大きな一枚ガラスの前にこしらえた小便器に向かうと、 夜景を見下ろしながらの格好になる。一瞬たじろぐ。まるでビルの窓からしているような錯覚になる。そんな感覚も一瞬だ。すぐに爽快になる。あれっ、これは 登山のときに尾根から山並みを見ながらのそれに似ていないか。「トイレを見学に行ってきたのかい」なんて茶化されそうだが、この都内トップクラスのホテ ル、たしかに山ヤと百姓をやっている私には縁のない所だ。「おばちゃん、お銚子いっぽん」なんて言いながら酔ってくだを巻いている世界からたまには抜け出 して身を置くのもいい。宗旨変えしたのかいなんていわれそうだ。

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満点の出来のキャベツ

塵ひとつなくぴかぴかに磨かれた空間から、いきなり泥だらけの世界に入ることにする。いきなり異次元空間に飛ぶので気持ちを切り替えるのが大変だ。私には華やかな人工的空間よりやはり自然のほうがよほどほっとできる。
た まにはキャベツを取り上げないといけない。なにしろ今年は上出来なのだから。よく出来た。満点に近い出来だ。定植してから収穫までずっと防虫ネットをかぶ せてきたおかげである。白菜とちがって虫食いもなく見た目がいい。まさにキャベツらしいキャベルの形に仕上がった。キャベツは嫌いというわけでもないのだ が、進んで食べようとはしないそんな私でも、キャベツの取りたては、これならというほど美味しいことがわかる。
いまキャベツは霜にあたり、表の葉が茶色に変色してきたが、一枚むけがばあざやかな緑の葉が現れる。キャベツが寒さにあたると味がどうなるのか。でもキャベツは秋冬ものより春キャベツが一番うまいと思う。その苗も順調に育っている。


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ウオーキングしていたら、カラスの群れ。ほかの季節にはこんな光景は見られない。カラスにどこまで近づけるか。そっと足を忍ばせて近づいていく。見張り番が合図をするのか。一斉に飛び立つ。カラスが計る人間との距離。いったい何メートルなのだろう。



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