30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

濃緑で肉厚を食する

2007-12-13 | ホウレンソウ


日に日にたくましくなるホウレンソウ

旬を迎えている冬野菜。今回はハクサイ、九条太ネギに続いてホウレンソウを取り上げる。大地が芽吹き始める来春まで冬の食卓には欠かせない。特に飲んべえ の私には酒の肴に付きものだ。ホウレンソウの食べ方はいたって簡単だ。まずはおひたし。茹でてかつお節をかけて、そこに醤油を落とすだけのもの。このシンプルゆえに毎晩食 べても飽きがこない。これがベストワンだ。次にベーコンとのバター炒めだろうか。鍋にも使う。常夜鍋である。豚肉とホウレンソウだけの鍋でポン酢で食べる。これ らがホウレンソウを使うおかずのわが家のベストスリーかな。だいたいこんなものである。

寒さにあたるとホウレンソウは目に見えてたくましくなる。存在感が強くなり顔付きまで変わってくる。緑色が濃くなり、葉肉が厚くなる。そして甘みが増す。濃醇な酒の熱燗に負けない強さだ。いいこと尽くめだ。さらに立っていた葉がしだいに地面に平行になり、しまいには地 面にぴったりと張り付く。これは寒さから身を守るためだ。今年は種まきの時期をずらして数回に分けて作ってきた。やればできる。これで来春まで食べ続けることができそうだ。

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12月に入ると夜の街を彩るイルミネーションが話題になる。昨年は近くの丸の内イルミ ネーションを見た。やはり私には似合わない。そこを歩いている自分に いたたまれなくて慌ててその場を離れた。華やかな電飾の世界は人気があるのだが、私に言わせればもっといいところがあるよと教えてやりたい。それは山 上からの星空だ。ふと見上げると満天に星がきらめいている世界だ。星の数に圧倒され、手を伸ばせばつかめるのではないかと錯覚するほどだ。大きな鈴が天にいっぱい ぶら下がっているような星空にも遭遇する。いまにもいっせいに落下してくるようで、美しいというよりも怖い。幸いにもそんな自然の“電飾”を飽きるほど見 ているから、人工的な電飾の世界には縁がないのは当然かもしれない。

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