苫前郡の海岸線一帯は道内屈指の「強風地帯」です。
とくに11月から3月にかけては“地吹雪”といわれる地面から殴りつけるような風が毎日のように吹き荒れる「風の町」です。
海岸線にはそんな厄介者の風を利用した風力発電の巨大な風車がずらりと並んでいます。
ドライブ中にその壮観な景色を眺める事が出来ます。
こうして札幌から走る事4時間で初山別村に到着しました。
村でただ一つのお店が北海道のコンビニチェーン店のセイコーマートです。
NHKのドキュメント72時間で放映されたお店です。
早速、北海道豊富町産の牛乳を使用した「北海道クリーミーソフト」を頂きます。
食べた時の感覚は、バターやクリームのような濃さ!
ただし、くどくはなく、あと味はさっぱりとしているのでペロリと食べられます。
抜ける様な青空には何羽もの海猫(ゴメ)が舞っています。
テトラポットが並ぶ防波堤。
子供の頃はただの砂浜でした。
ここで海水浴をして、素潜りでつぶ貝やもずく蟹やうにを取って食べました。
浜辺からの投げ釣りでカジカやアブラコ、アカハラなどが釣れました。
残念ながら今ではすっかりその面影は無くなりました。
どうなってしまったのか、実際に泳いで海の中を見てみました。
その結果、昔は岩場で海藻が沢山生い茂っていた場所が、今は全て砂で埋め尽くされていました。
護岸工事の影響で潮の流れが変わってしまったせいでしょうか・・・
砂浜に打ち上げられた流木と利尻富士が遠い昔を思い起こさせます。
砂地には浜茄子が実をつけていました。
エゾスカシユリも咲いています。
花びらと花びらの間に隙間があるために「透かし百合」の名があります。
海岸近くの草原に多く、花はあでやかな橙朱色です。
近所の小川です。 ここでも泳いだり魚釣りをした思い出があります。
また、冬には川の表面が凍るので天然のスケートリンクにもなりました。
当時と比べると随分と水量が減りました。
一時は上流に有る水田の農薬が川に流れ込み生き物も居なくなりました。
現在は過疎で農家を継ぐ人もなく逆に川が綺麗になった様です。
小魚(ゴリ)が沢山泳いでいました。昔はゴリを網で掬ってゴリ鍋にして食べました。
因みに「ゴリ押し」はゴリを獲る時、束を数人で持って網まで強引に誘導することが語源で、 強引に物事を進める様子を表すようになったそうです。
そんな過疎の村にも夏のシーズンだけ賑わっている場所が有ります。
まだ、続く・・
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