紅葉の綺麗な11月中から12月の初めにかけて、毎年京都で大学寮の同窓会が行われる。4学年ほど重なった同じ年頃の連中が集まる。二十年以上続いてきた会も、コロナのお陰で今年は中止となる。「今日の俳句」は思い出をたどる京都の俳句である。実際の吟行ではなく、with コロナのヴァーチャル吟である。写真は四条木屋町筋を少し上がったところの古い酒屋の店先と、その少し手前のところ、高瀬川を渡る橋の先にある小料理店「瓢正」。ここは「笹巻寿司」を名物としているが、二階に8人ほど入れる部屋がある。ここで二次会をするのが楽しい。
獺祭の酒と句吟の秋日和
十四代大吟醸 新酒かな?
笹巻きでちょいと一杯秋の暮
先斗町秋の夕そら細長く
荒神橋そよと秋風過ぎ行きし
鴨川の飛び石健在小鳥来る
門前で栗食みこぼす金閣寺 ・・・現在大修理中
実相院床に写像の紅葉あり ・・・岩倉にて
以上