先日、久振りに城崎温泉へ蟹と湯浴に出かけた。幕末に桂小五郎が蛤御門の変の後京都を追われ、一時城崎に身を隠した。その時の隠れた宿は松本屋(現つたや)の2階であった。今回知り合いの紹介で首尾よくその隠れていた部屋に泊まることが出来た。また、司馬遼太郎の若いころやはりこの部屋に滞在したと。この宿にはこれらの滞在にまつわる資料が残されており、興味深いものであった。城崎は外湯巡りが有名でなかなか歴史を感じる風情があった。蟹はこの時期、地元で食べるに限る。又途中で岩津葱を買い、帰宅して根深汁を味わった。
翌日但馬のコウノトリの郷公園に寄って帰った。こうのとりは順調に増えつつあるようだ。
つたや
城崎の町並
コウノトリの郷公園
城崎の七湯巡りや懐手
冬銀河下駄の音ひびく湯浴み後
小五郎の隠し部屋に泊つ寒北斗
雨音かせせらぎの音か冬の宿
冬の日や柳の影の流れゆく
国家論預けて太きずわい蟹
額装の文豪の書や冬座敷
短日や水面にうつる宿灯り
岩津ねぎ買うて粗切り根深汁
時雨るるや山のあなたにこうのとり
冬雲にこうのとり飛ぶ但馬かな
山里のこうのとり消ゆる冬の雲
翌日但馬のコウノトリの郷公園に寄って帰った。こうのとりは順調に増えつつあるようだ。
つたや
城崎の町並
コウノトリの郷公園
城崎の七湯巡りや懐手
冬銀河下駄の音ひびく湯浴み後
小五郎の隠し部屋に泊つ寒北斗
雨音かせせらぎの音か冬の宿
冬の日や柳の影の流れゆく
国家論預けて太きずわい蟹
額装の文豪の書や冬座敷
短日や水面にうつる宿灯り
岩津ねぎ買うて粗切り根深汁
時雨るるや山のあなたにこうのとり
冬雲にこうのとり飛ぶ但馬かな
山里のこうのとり消ゆる冬の雲