防衛省は3月28日、中国の海洋進出をにらんだ南西諸島の防衛力強化に向けて、日本最西端の沖縄県・与那国島で陸上自衛隊の駐屯地と沿岸監視隊を創設し、隊旗授与式を開いた。
部隊は約160人で編成され、周辺の海や空で活動する船舶や航空機をレーダーで監視する。
式で小川西部方面総監は「強固な南西地域の防衛態勢を構築するのは、わが国の防衛意思を示すものだ」と訓示。
式終了後、沿岸監視隊の塩満隊長は「南西防衛は非常に重要だ。 各種事態に即応することが求められており、部隊として適切に対応したい」と抱負を語った。
与那国島から北に約150キロ離れた尖閣諸島周辺では、領有権を主張する中国当局の船が領海侵入を繰り返し、緊張状態が続いている。
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