ミャンマー中部バゴー地域の司法当局は4月8日、テイン・セイン前政権下で抗議デモを行って拘束されていた学生活動家ら60人以上を釈放した。
地元メディアが伝えた。
新設の「国家顧問」に就任したアウン・サン・スー・・チー外相が4月7日の声明で、政治犯を早期釈放する方針を表明したことに伴う措置。
学生活動家らは、前政権の教育改革が「学問の自由を侵す恐れがある」と抗議。
昨年3月にデモ行進の最中に拘束されて公判中だった。
スー・チー氏は、服役している政治犯に加え、公判中でも起訴取り下げにより釈放が可能と指摘、司法当局がその通りに対応した。
スー・チー氏は4月8日の声明で、釈放に取りかかったが、法的手続きが必要で対象が一部にとどまったと説明。
できるだけ早く全政治犯を釈放するとした。