紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

ごぼう商工祭1万2000人でにぎわう 〈2016年6月7日〉

2016年06月07日 08時30分00秒 | 記事

人気を集めたチェーンソーアート

家紋幕を飾った町並みを人力車でパレード


 御坊商工会議所主催の「ごぼう商工祭2016」は5日、小竹八幡神社周辺で開き、時折小雨もぱらついたが、家族連れら1万2000人(主催者発表)でにぎわった。8年目の今年は3年連続で日高別院を中心とした寺内町観光振興をテーマにチェーンソーアートや人力車寺内町めぐりをはじめ、家紋幕飾り、写めロゲイニングinごぼう寺内町、うまいもんマルシェ、華岡青洲展など多彩なイベントで盛り上がった。

 オープニングイベントで日高別院から実行委員長の吉田擴会頭、来賓の柏木征夫市長、第4代宮子姫の岩崎理沙さん=御坊市薗=、岸本佳緒里さん=日高川町熊野川=が人力車に乗って出発。東町を中心に旧家や商家など40軒以上の玄関先に取り付けられた「家紋幕飾り」が古い寺内町のムードをかもし出す中、人力車に乗った4人が沿道の声援に笑顔で手を振り応えた。開会式後、今年も東京浅草の「(株)岡崎屋プロダクション」の2人乗り人力車4台が格安で人力車ツアーを行い、家族連れらが乗り心地を楽しんだ。
 メーンステージではオープニングセレモニーに続き市民吹奏楽団、南京玉すだれ、夢屋舞組のよさこい踊り、御坊少年少女合唱団、日高高校・附属中合唱部、空手の演武、餅つき、ストリートダンスなどが行われたほか、歩行者天国にした神社前にはうまいもんマルシェが並び、御坊が誇る食に舌鼓を打った。伊勢屋の酒蔵では酒蔵カフェや女子力アップコーナーが人気を集めた。
 神社境内ではチェーンソーアート世界チャンピオンの城所ケイジさん=田辺市龍神村在住=が2回実演した。高さ1メートル30センチ、直径40~45センチのモミを使い、1回目は虎、2回目はニワトリを彫った。チェーンソーを巧みに操り、毛並みや細かい顔の表情まで見事に表現した作品に観衆の「すごい」と感嘆。虎はオークションを行い、5万円で落札された。ニワトリは御坊商工会館に展示している。
 日高別院では江戸時代後期の外科医で世界初の全身麻酔を行った華岡青洲の子孫が戦後、同別院近くで医院を開院していたことにちなんだ「華岡青洲展」を開いたほか、出張動物園(ポニー、ウサギ、ハムスターなど)も子どもの人気を集めた。日高高校、紀央館高校、和高専のクラブ発表も各所であり、高校生が祭りを盛り上げた。写めロゲイニングinごぼう寺内町や紀州鉄道の臨時列車運行(読み聞かせ)などもあり、終日にぎわった。


その他の主なニュース

 日高川町寒川で6年ぶりのイベント大盛況、竹キャンドルの幻想的な世界

 おかあさんコーラス和歌山大会でコア・ブレーメン(印南町)全国大会へ

 少年メッセージ発表大会、石田聖葉さん(日高附属)中野歩さん(大成)県大会へ

 第30回わんぱく相撲御坊場所で杉本智斗勢(野口小)前田哉(名田小)井口陽登(切目小)3君全国へ


この記事についてブログを書く
« 参院選4選へ鶴保庸介氏(自... | トップ | 印南町が不妊治療助成事業導... »
最新の画像もっと見る