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来年は管内4市町で首長選  仕事納め式でふるさと発展期す 〈2019年12月29日〉

2019年12月29日 08時30分00秒 | 記事

1年を振り返り訓示する柏木御坊市長


 

 日高地方の7市町で27日、一斉に仕事納め式が行われ、新年6日の仕事始めまで9日間の長い正月休みに入った。式では首長が1年間の出来事を振り返りながら職員の労をねぎらうとともに、ふるさとの飛躍発展へ一致団結して職務にあたるよう訓示した。来年は御坊市、印南町、由良町、みなべ町で首長選挙が行われるほか、10年間のまちづくりの方向性を示す次期総合計画を策定する市町も多く、重要な節目の年になる。
 
 御坊市 柏木征夫市長は今年1年のイベントを振り返りながら「私にとっては良い年だった」と述べた上で「今、第5次総合計画をつくっている。この1年を振り返り、課題は何か、それをクリアするにはどうしたらいいか。また、この施策ではこうしたらいい、あれがしたいということを考えてほしい。正月休みは家族団らんで疲れをいやして下さい」と訓辞。向井孝行市議会議長は「来年は、御坊がどのように生きていくかを考える重要な年。ともに御坊の生き方を考えよう」とあいさつした。

 美浜町 籔内美和子町長は職員らを前に「3月の就任以来、私を支えてくれたみなさんに感謝します」と述べ、1年間を無事に終えられたことにお礼。職員らの労をねぎらい、年末年始は「9日間の長期休暇は家族と絆を深めてください。しっかりとリフレッシュして、新たな気持ちで来年も元気でこの場所でお会いしましょう」と続けた。

 日高町  松本秀司町長は「新しい時代が幕を開ける歴史的な年だった」と前置き、町行政では待機児童の解消から町ふれあいセンター内に第3学童保育所設置や、鳥獣追い払い隊の結成、懸案だった保育所運営は指定管理者選定し来年度から民間運営できるようになったことをあげた。
 職員の今年1年の労をねぎらい「家族そろって、すがすがしい新年を迎えられ、職員全員、心新たに仕事始め式が行えますようお願いします」と述べた。
 仕事始め式は1月6日午前8時30分から町中央公民館で行う。

 由良町 畑中町長が今年1年を振り返り「由良町にとっては自然災害で大きな被害を受けた事案はなく、平穏な一年だったと思います」とし、職員の労をねぎらい、年末年始に向け「新しい令和2年が皆様にとって良い年でありますよう心から祈念申し上げたい。9日間の長い休みになりますので、飲酒運転、交通事故に気をつけて。家族サービスも大事なので、一家揃って健やかな一年を迎えられますように」と述べた。
 仕事納め式の前に職員の30年勤続表彰を行い、山口毅参事、中川武上下水道課長、岡崎誠一議会事務局長、加辻典明会計管理者、石方繁光産業建設課副課長、山口真由子出納室主査が表彰された。

 日高川町 久留米啓史町長が美山、中津両支所を訪れたあと、午後5時から本庁で行い、職員にねぎらいの言葉をかけた。一年の出来事を振り返ったあと「日頃の通常業務を通して、住民の皆さんの福祉と安全安心な暮らしの実現に努力して頂いた。住民の皆さんの声に耳を傾け、一緒になって考え、心のこもった対応をすることが、住民の皆さんからの信頼と感謝につながる。ゆっくりと体を休め、心機一転、公務に励んで頂きたいと思います。皆さんの力を結集して、豊かな日高川町を住民の皆さんと共に創り上げて頂きたい」と訓示した。

 印南町 職員80人を前に日裏勝己町長は1年を振り返り「私が住民の方々と約束した『実感できる5つのまちづくり』実現の総仕上げの年であった。職員の皆さんには激務となったと思う。あらためて感謝申し上げます」と労をねぎらい「来年以降も皆さんとともに『住んでよかったと希望の持てる町 印南町』を実現するため先頭に立ち、舵取りをさせていただきたい。明日から9日間の休暇に入るが、ゆっくりとくつろぎ、健やかでよいお年を迎えていただきたい」と呼びかけた。


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