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御坊市の新町地区自主防災会連協が防災訓練、徒歩で松原高台へ避難 〈2018年5月29日〉

2018年05月29日 08時30分00秒 | 記事

徒歩で松原高台津波避難所に避難

施設を見学する参加者


 御坊市薗、新町地区の5つの自主防災会でつくる、新町地区自主防災会連絡協議会(塩崎弘直会長)は27日、防災訓練を実施し、防災意識の高揚に努めた。
 年2回実施している訓練で今回は、美浜町の松原地区高台津波避難所まで徒歩で移動した。参加した約80人は約1キロの道のりを、高齢者のサポートや危険物がないかなどを確認しながら、約20分かけ避難した。
 参加者は、新町地区の避難タワーの完成に向けて高台を見学した。美浜町の防災企画課長は「形状は違うが、今後の防災活動の参考になれば」とあいさつし、高さ15・5メートル、災害時には約2000人を逃げこむことができるなど施設の概要や町で実施している防災対策などを説明。このあと3グループに分かれ、普段はベンチだが、災害発生後の炊き出しなど使用できる「かまどベンチ」、防災備蓄倉庫の中の非常食、内側からもドアが開かないようにできる非常用トイレなど、設備の特徴についても町職員が詳しく解説した。
 塩崎会長は「松原の高台には初めての避難だったが、国道を渡らなければならないことなどの問題点もあった。災害時に自分がいる場所によって行政区域が違う避難所でも、今後お互いに利用できたら」と話した。


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