保護者らを前にアメリカ村の歴史や語り部ジュニアの
活動についてプレゼンテーションする生徒ら
アメリカ村やカナダ移民等の歴史・文化を英語でガイドする力を身につけようと、養成講座「Let’s KATARIBE」で学ぶ生徒ら「語り部ジュニア」が8月16日から8月22日まで、カナダを訪問する。語り部ジュニアのカナダ派遣は、第1期生の2019年実施以来、コロナ禍の影響で4年ぶり。今回は、カナダに暮らす日系人との交流や、第二次世界大戦時の日系人強制収容所跡など歴史を物語る施設の見学で、講座での学びをさらに深める。
参加するのは、祭本知里さん(日高高1年)、森美月さん(和高専1年)、森祐月さん(松洋中2年)、宮本芽依さん(丹生中2年)の4人。カナダでは、日系人たちとの昼食会や夕食会、スティーブストン在住の中学生との交流、第二次大戦時に日系人が強制収容された施設跡や各種博物館の見学などを行う。日系人との交流の場面では、アメリカ村の歴史や語り部ジュニアの日頃の活動をプレゼンテーション。江戸時代に三尾の漁師らが房総半島まで漁に出て持ち帰り今に伝わる「房州音頭」も一緒に踊る。
渡加の日が迫るなか30日、4人は旧三尾小学校で、カナダで行う予定のプレゼンテーションを保護者らに披露した。
「今回は、交流と研究で、前回の研修よりもはるかに勉強になる内容。後日、その成果を報告する機会も設けます」とは、語り部ジュニアリーダーの柳本文弥さん。
祭本さんは「知らないことを知れる機会。自分から知りたいとアピールしていきたい」。宮本さんは「なかなか経験できないこと。カナダの文化を知り、発表を通して、三尾と語り部ジュニアのことを広く知ってもらえたら」。森美月さんは「カナダと日本の関係を学び、たくさんのことを発信したい」。森祐月さんは「カナダと三尾とのつながりをもっと知れたら」と盛りだくさんの研修プログラムに胸を膨らませている。
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